昨日の記事で
弾道~球で上下に出る角度と
クラブヘッドの構造についてのお話をしました。
繰り返しになりますが、
ゴルフクラブを体の回転で移動させていると場合、
ヘッドの入射角度は そのクラブのバンス角度に近いモノです。
故に ロフト角度ーバンス角度 分程度に
どのクラブも ボールは打ちだされていくのです。
例)55度のウエッヂ - 15度のバンス角度
=40度程度の打ちだし角度
これはアイアンであっても ウッドであっても同じで
5番アイアンであれば
例)25度のロフト - 5度のバンス角度
=20度程度の打ちだし角度
と考えて、間違いありません。
これによって 前方の障害物がある場合の
飛び出る弾道の計算はし易くなると思います。
一方、多くの人はアイアン・ウエッヂだけでなく
ボールが高い~ボールが飛ばない というコトに
悩んでいますが、
それは クラブヘッドの入射角度が 上方から入ってくる
『入射角度』にならず、俗に言うすくい打ちになっているからで
・・・それは何か一箇所を修正するのではなく
クラブの円弧を手で描かない、手で動かさない、
体の回転で動かすことへと移行しないと
根本的な解決には結びついていきません。
ですので、今から言う(書く)事も
手で円弧を造っている、腕でクラブを振っている人にとっては
無用の長物、無用の知識 ばかりか
よりミスを増やすことになりますので
治す意思のない方は読み流してください。
例えば アプローチの際
シンプルなボールの打ちだし角度ではどうしても足らない
という特殊、非常に特殊なケースがあるとします。
しつこいですが、体の回転で動かさない人には
なんの役にも立たない話ですが、
例えば 10度分高さが足らないとしましょう。
この場合、
フェースは目標の方向に向けたまま
自分のスタンスを10度分 開いてください。
打ち方そのものは全く変えません。
20度足らなければ20度です。
非常に大切な注意点がありますが、
体が左を向く・開くと
そのままのボールの位置だと
右、体の中ほどに入ってしまいます。
飛球線方向との位置関係ではなく
自分のスタンスの向きを基準に
いつも通りの場所に置くように心がけましょう。
アプローチやバンカーだけではありませんが、
スタンスの向きを 左右に動かす場合、
ボールを軸に 自分が位置を動かなくてはイケマセン。
左を向いた場合は中に入り易く、
右を向いた場合は㊧・外に出易くなりますので
その点は必ず注意して下さい。
ですので 体を開いて構えた場合
ボールはとても左にある感じがすると思います。
ボールとの距離感に関しては 人によって異なるので
こうだ と言うのは無いですけど、
非常に特殊な「挑戦的・冒険的」ショットです。
危険度もたっぷりあります。
基本、失敗すると考えた方が良いでしょう。
意図的にダフリ気味になりますし、
微妙にですが煽り気味にもなり易いので
ボールの打ちだし角度は高めでも
スピンは入りにくくなります。
本当に脱出専用のエマージェンシーショットです。
力加減もダフリ気味になりますから
通常のショットよりもやや速め・強めが必要です。
こんなショットを出来ることが上手くなることではなく、
こんなショットをしなくてもいいようなゴルフをすることが
ゴルフが上手になること です。
誤解していると いつまで経っても
ハムスターの手押し車の中ですよ。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります