Question
ダウンブローがよくわかりません。
アイアンはダウンブローで打たないとダメなんですか？
私は、まっすぐは打てますが、ふんわりとした打球です。
ダウンブローは、伸び上がるような打球ですか？
Answer
ダウンブローとはヘッドが下降中に当たるタイミングを言います。
練習場のマットでは下が固いので、なかなかダウンブローにはなりません。
芝の上では球をクリーンにヒットしてから、地面の中にヘッドが潜って行きます。
これによってターフが取れ、球にバックスピンが掛かるのです。
なぜ、このスピンが必要かというと、試合などの設定ではグリーンが硬く
球が止まらないからです。
バーディーを取りに行く内容のゴルフになると、球を止めないと
スコアメイクができないのでスピンをより多く掛けるのです。
したがって、パーを取りに行く内容のゴルフ、すなわち
両手シングル級までは、とにかくグリーン近くまで運んで、寄セワンで
パーを取れば良いので、バックスピンはあまり必要ありません。
ポケットキャビティーのアイアンを使っている人は
最初からスピンを掛ける積もりがないので、スピンは掛かり難くても
芯を外した時にそこそこ飛ぶクラブにしているのです。
７０台が常に出ない人は、そろそろダウンブローの打ち方に
変えないと先に進みません。
もちろん、飛距離を伸ばすことも必要ですので
この両方ができて、初めて片手シングルになる可能性が出るのです。
球にはディンプルという凸凹があります。
これは風を切って上昇させるためですので、バックスピンが掛かると
吹き上がります。
この吹き上がりで飛距離は減るのですが、高く上がって
ソフトに落ち、スピンのよってランが減るのです。
柔らかいグリーンでこのスピン量が多い場合には逆に戻ってきます。
その場合はコントロールショットと言ってスピンをコントロールし
飛距離をコントロールしたハーフショット、あるいはスリークオーターショット
などで止めるだけにします。
ただ、競技などでグリーンが硬い場合には、グリーンの手前に落としても
転がってグリーンオーバーし、こぼれてしまう事があります。
その場合はバックスピン量が多くないとスコアメイクができません。
ゴルフのレベルによってどの程度のスピン量にするかを決めれば良いので
初心者の方々はとにかくグリーンヒットではなく、グリーン近くまで運ぶ事
でパープレーまではでいるようになりますので、気にする必要はありません。
ただ、プロを目指す人は最初からダウンブローに打つ練習をしないと
途中で必ず壁が出てきますので要注意です。
