20160903

ほっちの日々是ゴルフ: ゴルフの未来を考えてみる徒然①(ちょいまじめな話)

リオ五輪を観て、色々な感動がありました。

個人的には、卓球、水泳、バドミントン、レスリング。

 

 

一方、4年に1度しかチャンスのない金メダルが決まる瞬間、というのは、

時の運、というか、あっけなさも少なからず感じる。

 

でも、だからこそ、その瞬間に全身全霊を傾けた、たゆまぬ努力は、美しいと感じる。

 

 

わたくしめは1ゴルファーとして、今回、五輪種目、ゴルフの採用、というのは、

凄いニュースだったし、嬉しかった。

 

 

ゴルフが好きだし、良くも悪くもゴルフに人生を振り回されている身としては、

ゴルフ業界は、如何にこのチャンスを生かすか、というのが、何にも替えがたいテーマだと思ったからだ。

 

これを機に、今までゴルフに触れなかった人がゴルフに触れ、

プレーに興味を持ち、デビューする。

リピートし、ゴルフをプレーする人が増えてくる。

「ゴルフって楽しい」と思える人が、大人子供、男女含めて増えてくることがあれば、

ゴルフが人生の近くにある自分としては、幸せの一つでもある。

 

 

でも、正直、オリンピックのゴルフ中継。

観てて思うのは、

他の種目よりは、明らかに、つまらなかった。

盛り上がらなかった。

テンションあがらなかった。

なんでだろう。

 

 

日本人選手の活躍?

それは実際あったかもしれない。

 

福原愛ちゃんの涙に感動したのは、日本人だから。正直そうかもしれない。

小さい頃から泣き虫だった彼女の歴史を観てきて、大人になって、後輩をフォローしている姿に、

何か感動を覚えていたこともあったかもしれない。

 

DSC_0689.JPG

 

でも、ゴルフが盛り上がらなかった根っこはもっと違うところにあるような気がする。

途中でチャンネルを替えてしまう自分がいた。

ゴルフ好きな自分がそうだったんだから。

 

 

 

今のゴルフ業界を取り巻く環境はある意味厳しい。

 

海外は分からないが、

日本では元々スポーツ、というよりは、社交場、としての成り立ちが強い気がする。

 

そこから、ビジネスマンの社用、接待の場となり、

プライベートでは、一部の富裕層の嗜み、という位置づけが強かった。

 

藍ちゃん、遼君が活躍し、かつてよりも「金持ちのレジャー」というイメージは減ったが、

依然として他のレジャーと比べると、お金がかかるものであることは否めない。

 

ゴルフに行く人は、早朝から起きて、車でゴルフ場に馳せ参じる。

 

ゴルフ場で9ホールプレーして、昼食を摂り、午後9ホールプレーして、

お風呂に入り、くたくたになって渋滞の中家路を急ぐ。

 

帰宅する頃には、既に陽は暮れている。

 

 

また、プレーして思うのは、

これほど「楽しい」と感じるまでに、時間のかかるスポーツはないだろう。

コースデビューの前に何度か練習に行き、

ある程度ボールが飛ぶようにならないとデビューは難しい。

 

仮にそれでデビューを迎えたとしても、コースでする経験は、

決して楽しいものだけではないだろう、

同伴者に急かされ、「走れ」と言われる。

しっかりプレーをしたいのに、ボールを拾え、と言われる。

一生懸命やっているのに、同伴者がなんか機嫌悪い。

後ろの組では、イライラされながら自分のプレーが終わるのを待っている。

デビューをしたい時に、そばにいてくれる経験者によっても、そのイメージが天国にもなり、地獄にもなったりする。

 

 

プロが誕生し、プロトーナメントが数多く開催され、

ここまで放送されているスポーツは少ない。

そういう意味ではゴルフはすごく恵まれているともいえる。

 

しかし日曜日に行われる最終日が、なぜかライブ中継ではなく、若干のディレイ放送。

 

何となくプレーオフに入るのか、結果が付いてしまうのか、

ラテ欄の放送時間を観るとなんとなく分かってしまう現実。

そして、表彰式では必ず大会冠スポンサー様のプレゼント贈呈が。

大会会長「●●株式会社 代表取締役社長 ●●様」のテロップ入りで展開。

 

 

 

そして、そんな色んな状況を打破する、そんな組織があるようでない気もする。

ゴルフ業界っていろんな協会あるけど、一体何やってる組織なんだろう。

オリンピック種目に採用、という追い風をどのように捉えているのだろう。

 

「ゴルフを一人でも多くの人に好きになってもらう」

という大義、ではないのだろうかね。

どういう活動をされているのか、さっぱり見えない。

 

 

今回、引き合いに出されるのは「日本バドミントン協会」

男子代表の不祥事はあったものの、今回の女子の大活躍。

何かドラスティックな変革をしてきた一つの形と感じる。

それによって、さらにバドミントンをしたい若者が増えていく要因にもなる気がする。

 

卓球場もオリンピック以降、活況らしい。

みんな卓球で、オリンピック選手のよういそんなうまくいかんだろう。

でも、そんな中でも「さ~~!!!」とか言いながらスマッシュをかます。

選手と同じガッツポーズをとってみる。

そんな風にして、一時を愉しむ。

ミーハーではあるが、そんなところにチャンスは潜んでいる気がする。

分からないけど、そういうことを考えたくもなる。

 

 

ゴルフ。

このスポーツ、レジャー、ゲーム。

このままじゃ、明らかに普及しませんぜ。

 

 

窮屈が故に、美学があり、

そこに介在する、

人の人に対する配慮があり、

長い時間を仲間と共に過ごし、有意義な時間を過ごす。

 

 

素晴らしい一面がある一方。

「難しすぎるんじゃね?」

「時間がかかりすぎるんじゃね??」

「高すぎるんじゃね???」

「何かとめんどくさくね????」

ということが、それを邪魔している気がする。

 

 

ここでは、現存する「古き良き」ゴルフ、これはこれで残しておきつつ。

どうやったら、世の中の人々がゴルフ、というものに触れ、楽しみ、継続していくのか。

そういうテーマで、既存のゴルフの固定概念にとらわれない発想をしてみたいな、と思う。

 

 

続きはまた。

やっぱりね、

ボクはゴルフ大好きだし、

プライベートゴルフの楽しさも、競技ゴルフだからこその苦しいからこその充実感とか。

うまくいかないから、どうするのか。

うまくいってる時にどういうマインドでいるのか。

他者を尊重し、感謝ができるか。

どういう欲を抑えて、自分が今できることがなんなのかを自覚できるか。

共感したり、生涯で付き合い続けられる仲間と出会えたり。

こんなスポーツ、ゲームが、もっと多くの人に触れてみてほしいんです。

ただ、今のままじゃ厳しい。

だからなんとかいろんなアイデアを考えてみたいな、と思っています。

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