20160203

まる得!ゴルフレッスン公開: レッスン公開229-47

日は、アメリカで有名なレッスンプロのレッスン書に書かれている、ゴルフスイングにおけるダウンでのシャフトの動きの説明をご紹介します。

上の図は、その本の中にある、ダウンスイングでのシャフトの動きについて説明した図で、この図の説明では、「野球のスイングでは、バッターのプレーンがフラットになっていくように、ゴルフでもダウンスイングでのプレーンは、フラットになっていく」と書かれています。また、それが自然な動きである。とも説明しています。

いや〜〜参りましたね〜クラブが寝ていくのが正しく自然な動きだって・・・まあ、自然というのは、そうかもしれませんが、野球のバッティングがそうだから、ゴルフも同じだ、という、何の論理性もない説明ですよね。しかし、この手の説明が、ゴルフでは多様され、納得させられることが多いようです。この人は特にその傾向が強く、他のスポーツの動きを例に、だからゴルフもそうだ、ということをよく言います。確かに、どんなスポーツにも共通する根本原理みたいなものがあることは否定しませんが、動いているボールを打つ野球やテニスのスイングと、ボールが動かないゴルフのプレーンを一緒にするって、どうでしょうねぇ?テニスのサーブであれば、止まったボールを打つのに似ている部分があるとは思いますが、バッティングは、筋肉の使い方という意味でなら、参考になる動きはあると思いますが、プレーンという意味では参考にならないと思います。

また、この説明で問題に思うのは、ゴルファーのプレーンは、フラットになっていく、という部分で、ということは、プレーンというのは、ダウンスイングの経過に伴い、角度変化していく、っていうことになるので、それでいて、この本にはオンプレーンの説明もあるのですが、その説明では、プレーンはクラブやライ、人によって変わる、という説明で、しかも、ダウンでプレーン角度が変化するとしたら、もうオンプレーンというのはどういうことか?何がなんだかわからなくなるような説明がなされている点です。

この人の説明にあるように、ダウンで多少クラブが寝ていくような動きを伴ったダウンスイングで、トッププロとして活躍している選手は、確かに大勢いたし、今もいるので、それがいけないというものではありませんが、逆に、クラブが立っていく動きだってあるし、トッププロにはそういう人も多く、昔でも、ホーガンやスニードはそうだったので、もうちょっと研究してほしかったし、想像力不足や、この人は理想的なスイングができないことが明確だし、知らないし、想像さえできなくても、アメリカでトップレッスンプロになっていた、という事実がわかる内容だと思います。結局、発表することのインパクトなどで本が売れるか?が大事なので、それに適合したレッスンを発表したということでしょう。

そもそもこの人が得意とし、この人を有名にしたのは、この本でも書かれていますが、大勢のプロを調べた結果、こんなことがわかった、的な手法で納得させる作戦です。

しかし、なぜ、大勢のプロを調べるのかというと、よくわからないからでしょう。わからないから、大勢を調べて何が正しいのかを探ろうとした、ということでしょう。しかし、調べれば調べるほど、いろんな打ち方があるので、余計にわからなくなるということになるのです。結局、真実はわからないので、プレーンに対する説明も、このように支離滅裂になったのでしょう。説明がなぞを生むような、分かってない人の説明の代表みたいな説明ですよね。そんな説明にならないように注意しつつ、今日もレッスン公開です・・・

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