ゴルフ歴半世紀、写真(撮影)歴はそれ以上と仰るM.I.様は最近パット数が増えたとぼやいてましたので、氏の参加する「写団富士愛好会」の第42回富士百景写真展の会場でお会いしました。
氏の抱えるパットの課題は二つ。
1.距離勘が合わないことで、長いパットがショートするというもの。
2.はショートパット(入れごろ外しごろ)は外しやすいということ。
いずれも若いころに比べて悪くなってきているというものです。
若いころは感性が鋭いので、何も考えなくてもこれらのパットが決まっていたということですね。
1.については「変動基準法」を紹介させて頂きました。
それと現場で距離を合わせる場合は、自然振り子の場合の距離と振り幅の関係は
必要振り幅=(必要距離÷基準距離)の√×基準距離
なお、これは自然振り子の場合であって、一般にはこの振り幅では距離不足かも、ですが
少し現場経験を踏んで振り幅比を選ぶこと。
2.については、タッチに専念することを紹介させて頂きました。
(昔は1m位のパットは強めのタッチでガツンと決めていたが)
最近はそういうパットが出来ないそうです。
ショートパットでも、ラインとタッチを読んで、フェースを合わせてアドレスに入ったら
タッチのみに集中してストロークすること、をご説明しました。
いわゆる「THINK BOX」と「PLAY BOX」の考え方です。
で、話しているときに氏から勉強になることを仰ったので驚きました。
ダイヤモンド富士の撮影には、年に1日のチャンスを求めて撮影スポットに陣取り、シャッターチャンスを待っているわけですが、いざ撮影するときのシャッターを押すのと、パットのストロークへの集中は同じことなのだと知りました。
即ち、絞りを固定しておき、太陽の移動に合わせて短時間のうちに何度かシャッター(のスピードを変えながら)を切るのだそうですが、その時に何を考えているかを質問したところ、
答えは「他のことは何も考えずに、(決めたシャッタースピードで)シャッターを切ることに集中」しているということでした。
ゴルフのパットと写真のシャッターという違いはあるものの、良い品質のパットあるいは撮影をするには全く同じ心理状態での取組が必要。
何も考えずに潜在意識に任せて行動することなのだと、二人して大笑いした次第です。
ご本人は仰ってませんでしたが、今の目標はエージシュートの達成ではないかと思います。
今までは余計な数のパットを打っておられたようですが、距離勘とショートパットの改善で、エージシュートが達成されることを願いながら、写真展の会場を後にしました。
M.T.様 ありがとうございました。
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