今回、パーゴルフでの連載
「適度な深さのクラブ知識ギアマニ予備校 」に関して
各ヘッドのスペックの平均値が必要で、
アイアンの分析を行ないました。
元々、私のフィッティング自体は
受けるプレーヤーの使用履歴から、スペックを判断するので
市場の平均値はあまり必要でないのと、
特にアイアンに関しては、
9割が軟鉄要望の方が多いため、
あえてアイアン全体の分析は行なってきませんでした。
ある意味、今回の連載がきっかけで、良い勉強になりました。
分析対象は2013~2014年の発売モデルが中心で、
複合構造39 モデルを分析しました。
全体と比較(平均値)したのが下記の一覧
構造 | F.P. | 重心距離 | 重心角 | 実重心高 | 実重心深 | SPIN |
複合構造 | 2.1 | 38.4 | 13.0 | 17.6 | 10.4 | -176.8 |
IRON全体 | 2.7 | 37.3 | 11.4 | 17.0 | 9.1 | -215.7 |
操作性が大きく違い、
重心距離が約1mm長い
最大42.2mm 最短34.2mm
メインは2パターンあり
40mm以上が10モデル
37mm台が11モデル
38mm台~39mm未満が9モデル
36mm台以下9モデル
重心角は複合のため1.6度大きい
最大16.1度 最小8.6度
13度前後に平均している
重心深度も深い
重心高さは、やや高め
F.P.は2.1と小さめ
いわゆるグースの強いアイアンが多いと言うことです。
スペック以上に構造の違いがあり
SUS本体+高強度マレージングSUSがメインで28モデル(72%)
SUS本体+Tiフェイス 5モデル ※XXIOなど
軟鉄本体+高強度マレージングSUS 6モデル
まとめ
複合構造のメリットが、性能設計的には顕著にでている
重心距離は幅広く
重心角は大きく、重心は深いのが特徴
注すべきところは
素材別の構造を、十分認識した上で、購入することです。
飛ばすなら、SUS本体+マレージングフェイス
安定なら、SUS本体+Tiフェイス
一番不思議な
軟鉄本体+フェイス材がマレージング
軟鉄イメージで、でも飛ばす素材をフェイスに使用
次回、まとめ
13本のマッチング診断は下記から
from もっちゃんのゴルフ(ギア)の真髄