昨 日は、テニスの錦織選手が敗退しました。試合のダイジェストを見た印象としては、解説者の言う通り、バックハンドのパワーに負けた印象でした。また、全体的にパワーの差があったように見えました。錦織選手は身長が１７８?で７４キロ、対するワウリンカは１８３?で８１キロだということです。テニスのことは知りませんが、パワーと俊敏性のバランスが、ワウリンカは非常に良い状態なのかもしれません。因みに、過去10年のウィンブルドン覇者で、身長が１８０?未満の選手はいません。
テニスの世界では、パワーの重要性が高いように感じますが、ゴルフの世界では、パワー以外にも小技のウェイトは大きいので、身長が１８０?未満であってもマスターズで勝った選手はウィアーやイメルマンなど、最近もいます。しかし、やはり日本人が勝つことを考えた場合、身長１８０?以上というのは、かなり必要な条件ではないかと想像します。そういう意味では、松山選手には可能性があるけど、石川選手には残念ながら、かなり少ないと言わざるを得ないでしょう。身長１８０?以上、体重も８０キロ前後以上、という身体的条件がほしいところです。なぜなら、同じ300ｙを飛ばすにしても、無理なく飛ばせる体なら、四日目までの体力温存にも有利だし、小技と大技の力加減の差も少ないので、力を使わずに飛ばせることは、結局小技の冴えにもつながるからです。だから、石川選手は自分に合った飛距離を理解して戦うことが重要で、飛ばすだけなら欧米の選手に引けを取らないでしょうが、体に無理なく飛ばせる範囲で戦うことが、重要だと思われます。
そんな石川選手は、松山選手と共に今週のフェニックスオープンに出場します。また、今週はタイガーも出場します。タイガーは、スイングコーチを持たず、自分で考えたスイングを実行し、今まで想像できた飛距離を超えるほど飛んでいるそうです。タイガーは、ショーンと組んでいた頃も、今までで一番飛んでいる、と、ショーンとの取り組みが正しいことを強調してきました。しかし、結果として腰を破壊することになり、結果も出ませんでした。これまでのタイガーは、例えばヘイニーと組んでいた頃は、事実関係を理解していないコメンテーターなどに、コーチをブッチに戻せと散々言われ続けました、そして、有名コメンテーターがそういうと、世論もそういう流れになったものですが、タイガーはしっかりと結果を出して、そういった世論を撃破してきました。しかし、ショーンとの場合は、年齢もあってか、或は、やっていたことがよほど間違っていたのか、結果が出せず、腰も痛めました。しかし、そんな状況にあっても、タイガーはショーンとの取り組みの正しさを強調してきました。
タイガーがショーンと組んでいた頃は、飛びが良くなったこを強調していたのに、今回は、自分の想像できる可能な飛びを超えるほど飛んでいる、と、一体ショーンと組んでいた頃の飛びは何だったんだ？って思えるような発言をしています。そんなこと言っちゃったら、ショーンとのスイングは本来のパワーを出し切れないものだった、と言っているようなものじゃないでしょうか？（まあ、そうなんですけど）
そんなわけで、今回のタイガーは自分の考えでスイングを作り挑む初めての試合、ということになるかもしれません。前回は、まだ準備不足があったでしょう。果たして、今回、タイガーはどんな戦いを見せてくれるのか？とても楽しみに思いつつ、今日もタイガーのスイング改造をお楽しみください・・・
blogランキング←
内容は、もひとつだったかもしれませんが、何卒、ご協力をお願いします。from まる得！ゴルフレッスン公開