20150130

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: シャフトを寝かすな



「シャフトを寝かすな!」

「クラブを立てろ!」

 そんなゴルフ用語、聞いたことありますよね。。。
ひと世代前のはなしですけれど、

ジャンボ軍団の合宿ではそれが合言葉のようでした。



ところが、昨今 右を見ても、左を見ても

昔であれば 禁忌であった

◆シャフトをわざと寝かして打つ

◆シャフトをわざと寝かしてテークバックを取る


のが、主流になってしまいました。





多くの指導者がシャフトを右へ倒す

左腕だけ 左肩だけ使ってテークバックを取る方法を

なぜかお題目として唱えています。

上半身をひねって 左腕だけ、左肩だけ動かして 

テークアウェイを取るので、基本そのものがおかしいのですが、
スナップショット 4 (2011-10-23 0-03) そこを割愛したとしても

上半身に対して 

クラブを腕で寝かしただけの打撃準備

ですから、クラブの機能はこの時点で消失してしまっています。

この姿勢から左腕でヒョイと上げただけにすぎません。


スナップショット 6 (2011-10-23 0-04)

アドレス時、背骨と平行であったクラブが

テークアウェイ~トップでは背骨と垂直な関係に

なってしまうのですから、

ロフト角度とライ角度の関係が入れ替わってしまう

とでも言えばいいのでしょうか。。。





これを見て分かる通り

本来 前傾姿勢のあるゴルフスイングは

右向きの時は、左サイドよりも右サイドの方が

高い位置関係にあるのですが、

この両肘の関係は、それとは全く逆です。



そして、もう一点

このテークアウェイ~トップで困るのは

上半身と両肘の関係を見てもらえばわかりますが、

左のひじは体から離れ。。。動作していますが

右のひじは体に近づき。。。ほとんど動いていません。



ダウンスイングのような 瞬間的な動作で

片肘だけ動かし戻す、というのは容易ではありませんし、

多くの右打ちの人にとって、左腕は利き手ではありません。



imgpga_g_jnicklaus_400 どちらが人間の動作として 

自然で、

数度刻みでその役割を

果たす ロフト というものが

存在する 左右上下前後非対称

のクラブヘッドという重り

の付いた長い棒

これを使って、より遠くに、より正確に、より繰り返して

打つのですから、アマチュアにとって

答えは明白な気がしますけれど。。。ね
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