個人的クラブ・オブ・ザ・イヤー
『EVEN』誌にクラブ・オブ・ザ・イヤーという企画があって、ギア好きにはなかなか興味深い内容でした。
気になったのはウェッジ部門。
たしかボーケイの「SM5」が1位だったのですが、まあ「SM5」の良さには同意するものの、もっと評価してもいいんじゃないかなと思えるのが、このフォーティーン「DJ-11」。
以前の記事で紹介した「RM-12」もいいんですけど、このモデルの評価はもっと高くてもいいんじゃないかと。個人的にはウェッジ部門のMVPですね。
やさしさと安定感
構えるとスッキリして、ちょっとオフセットがありターゲットラインのイメージが湧きやすくなっています。このグースな感じは、他のウェッジにはなかなか無いところです。
僕は、超グースネックのマスダゴルフ「M425」ウェッジを使っていることもあり、グースのほうが馴染みやすいです。マスダ「M425」ウェッジばかり使っているので、この「DJ-11」はあまりラウンドしていないのですが、練習ではちょくちょく使っていて、わりかしいい感じですね。
ソール幅はたしかに広めで、僕の打ち方が悪いのかも知れませんが、なんだか突っかかるような感じになることも少なくありませんでした。この辺で評価が割れてしまったのかもしれませんね。
僕の場合は、打ち込むというよりもなんとなくシャローめに払うくらいの感じで打つと、ソールもほどよく接地して良い結果になりました。
バンカーもやさしいんですよね。
オートマチックにバーンと打って、砂の爆発力が得られます。
あと、このウェッジのスゴイところは、周辺への重量配分。
ウェッジの重心設定って、たぶんデザイン的にもあんまりいじれないところだと思いますが、ソールが肉厚な分、トップブレード付近も肉厚になっていて、ヘッドの挙動が安定している感覚があります。このあたりは他には無い持ち味です。
フォーティーンは、ゴルフの事をよくわかってる感じのするメーカーですね。
きめ細かい作りこみが感じられます。とくにこういうやさしいモデルを作る時に、よりそうした設計意図が感じられてなかなかおもしろいなと感じました。
from 東京ゴルフギア旅団