20200601
◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: リリース …飛ばすためのクラブの使い方
ゴルフクラブ、特にヘッドに関するデータ、
ロフト角度、ライ角度や体積は兎も角、
もうちょっと細部にわたる 重心位置、
重心距離、重心高さ、重心深度、慣性モーメント...
に関する部分には大きな秘密 があります。
まあ、一般的には 始めに書いた
ロフト角度、ライ角度や体積 よりも
どこどこの会社のなんとかと言う機種
そこだけで 購入される方が殆ど なんですけどね。
それは兎も角、
ボールを飛ばすには 大きな比重がかかっているのが
重心位置や慣性モーメント(含むヘッド重量)です。
これらはすべて(先日の記事に書きましたが)
スイングをして、ある一定の運動をさせた時、
重量は遠心力などによって 一直線上に揃う
と言う特性(使い方のヒント)です。
例えば…飛びや安定度の指標となる 慣性モーメント
その測定の方法でも分かります。
👉 ドライバーなどヘッドを 測定機器に載せ
ヘッドを回転させると、基本、ヘッドは
その重心点を軸に回転します。
その回転し辛さ、し難さを数値として表しているのが
慣性モーメントで、
ヘッド重量が重ければ 回転~運動そのものがし難いですし、
重量物が 回転軸から離れているほど
重量の効果が大きくなりますから、やはり回転し辛くなります。
現在は、測定機器のコストが非常に高く、計算でその数値を
割り出せるので、実際に測定しているモノは少ないか、と思いますが
なにより 慣性モーメントとは
重心位置を軸とする回転し辛さ、
逆に考えると、一定の姿勢を維持しようとするチカラ です。
ですので、手を返して ヘッドターンさせる際の
シャフト軸慣性モーメント ではありません。
完全にイコールではありませんが、
一般的な慣性モーメントと呼ばれるモノの数値が高いモノほど
シャフトを軸に回転させるには不向きなモノばかりです。
これは 重心位置の実質的効果とも似ていて、
よくある 重心位置が深いモノほどやさしい、上がりやすい
というのは、一定の運動をかけた時、
ヘッドが前にでる効果が高く、ロフトが増えるからです。
👉重心が深いので 打面であるフェースが前に出る量が多い
重心距離が長い というのは
そのヘッド重量の重さの効果が多い と似た特性で
当然、そうなると 飛距離性能も高くなりますし、
ヘッドターンさせようとした時に、させ難くなります。
クラブヘッドのほぼすべてのほぼすべての性能は
ある一定の運動をさせた時、グリップからヘッドまでの
クラブの重量中心点が直線上に揃おうとするコト
を大前提に考えられています。
まあ 考えてみれば 当たり前のように感じますが、
L字型のゴルフクラブで そのL字の先端、
折れ曲がった先、で打撃するよりも
軸で打撃する方が 運動の伝達は良いでしょう。
故に ときおり 製品として重心距離ゼロのドライバーが
ゴルファーを 「もしや…」 と思わせたりするのです。
アプローチショットの シャンク も同じ原理です。
元々、速い運動をしませんから
一直線上に揃い難いアプローチショット、
殆ど クラブセットの場合、ウエッヂが一番重心距離が短く、
シャフトの動きを一番起こしにくいクラブで
より硬いシャフトを使ったり、
一直線上に揃い難いような振り方や
シャフトのしなり~ヘッドの遅れ をあえて取り戻すように振れば
当然、その場所に 重心点ではなく シャフト が来てしまいます。
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