20200401

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 【質問】テークバックの上げ方、上げ具合



✋質問頂きました


『調子が良い時には

左手で右に引いてしまう事が無いのに調子が悪くなると

どうしても左手の動きが多くなってしまう原因が
左の肘の向きにあるのでは無いかという事です。

 

具体的には、アドレスで肘の先端が
下を向いていれば手で右に引くことは

難しく体の右向きと同期出来るが、
飛球線を向いていると自由に動かせるので

無意識に手で右に引きやすくなるという事です。

 

フェースローテーションをするクラブ扱いと
90度違うクラブ扱いをするには

グリップだけでなく肘の向きも
90度近く違う扱いでなければ出来ない気がします。

 

この考え方が万人に当てはまるのか、
そもそも正しいのか間違っているのかを

教えていただけますか?よろしくお願いいたします。』



お問い合わせありがとうございます 🤓

テークアウェイを取られる際の 左ひじの向き
と言うお話ですね。

からだ…股関節を境とする上半身を右に向けていれば
仰る通り 左ひじは下、というか 下めを向いています。
一方、胴体をひねり、左腕だけ、左だけで
疑似的な右向きを作ろうとすると
左ひじは横…上向きまではいきませんが、
下向きにならないのは確かです。

スイング ココを治そう❶_Moment

テークアウェイ…上げて降ろす みたいな言葉で表されたりする
その「上げて」と言う部分なのですが、
そもそも その「上げて」 何をしたいのか
何をする為に「上げた」のか と言うのも重要です。

この場合の 「上げて」は上下 と言う意味だけではなく
何かをする為の 準備行為 という意味合い だと思います。

下げるために、 その言葉の通り 上げているのか
手の返しなどの 手さばきをする為の助走の為なのか
そこらへんもポイントになると思います。


まず、テークアウェイにおいて
グリップの高さを取る、グリップを高くするのは
右打ちの人の左手・左グリップでなく
 右手・右腕 で行う方が良い と思います。
右ひじの曲げ具合、右腕のクランチ具合と
グリップの高さがつながっている
 と
 フルショットからアプローチまで
スイングの管理がし易くなります。

次に、グリップも、ヘッドも高くしない
(ヘッドを下げちゃダメですよ
  参照 http://hbs.livedoor.blog/archives/1995453.html
ランニングアプローチを基本としてみましょう。
⇒もう少し距離を打つ ⇒フルショット
は 右ひじのクランチ具合で グリップを高くするだけ です。
✋ヘッドは上げません。
✋グリップを高くした分で十分です。


どの道 ゴルフクラブ、クラブヘッドは自分の方に鎌首を
もたげた形状になっているので
グリップの高さを取れば、ヘッドは上がります。
それで十分です。

葛谷 2017-2020_Moment(2)


スイングにおいて 手で振りたくないのに手で振ってしまう
というのは からだの回転と言う運動量に対し、
一番先頭にある筈の右打ちの人の左手/左腕
これの運動(移動)量が多すぎて
理想的なインパクトポイントである
 からだが概ね、ボールと正対した時間に間に合えない
(間に合わない ではなく 間に合えない)
間に合えないほど たくさん動かしているコトが
 原因として少なくありません


からだが右向きから正面を経たコトによって
成せるクラブの動き 右上方から ボールの方で移動する
しかし、右打ちの人の左グリップ が 所定の位置よりも
右にズレていれば そこから手で補わなければならない
というのが 手打ちの正体です。 

ヘッドスピードはまだまだ上げられる_Moment


スイングのイメージを
少しグリップの高くなったアプローチ
左サイドが低くなっている分、ややシャットフェース。
その場で クラブを落とす(降ろすでなく落とす) と
ボールじゃないトコロにヘッドは落ちてしまうので
からだを 特に先頭にある左サイド(右打ち)を動かして
グリップを移動させ、ヘッドが落ちるところをボールにする。
(シャットフェースを維持してないと フェースで打てませんよ)
こんな感じにすると
 テークアウェイで 手で上げる癖は解消し易い
 ヘッドの上げ過ぎも解消できるかと思いますが
 いかがでしょうか?


from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります