20190806

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 『スイング改造』~スイングを見る目①



スイングを改造する前に
とっても重要なことが一つ、
最近 それが強烈に劣化してきているのが
とっても気になるのです。

それは 「見る目」 です。

スイングは 見る目が育っていないと 変わって来ません。
言葉遊びになってしまいますが
 見る目が出来れば 必ずスイングは変わる  とは言い切れませんが
 見る目が無い限り、スイングは変わりません は断言できます。



ゴルフクラブは ハミングバードのような
悶絶・変態系のモノであっても 基本的な構造は共通、
打つ人間が 老若男女 であっても こちらも構造は同じ ですので
個々人の特殊な方法を除いては だいたい 見るべきポイントは同じ です。


ちょっと 『見る目を養う』練習してみましょう

某徳島から映像は借りてきます。




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Desktop 2019.08.05 - 07.31.06.02_Trim_Slomo_Moment(2)
よく有るトップの恰好 ですね

日本中のどの練習場に行っても
  この形は飽きるほど見られます。
右を向いても、左を向いても こればっかりで
筋力や運動性能、過去の運動歴によって 多少の差はあっても
基本 この形が圧倒的多数、主流派 です。
そして 同時に 飛ばない…と悩まれる方のパターンの一つです。


右ひじが下を向いて 左腕が伸びきった状態

 アドレスと比較してみましょう。
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からだが回ったのではなく、胴体が捩じれた状態
俗に言う 捻転(脳捻転)です。

まあ そこはさておき
問題なのは 両方の肘の移動量です。

からだを捩じっての右向き(もどき)ですが
兎も角 胸や肩は アドレスよりも右を向いています。

右ひじはアドレスから 殆ど ほぼ全くに近いほど 動いていない…
運動(移動)をしていません。
肩が動いた分 移動はしましたが、右ひじ自体は動いていません。


それに比べると 左ひじ は 肩が右を向いた分 以上に
横にも 上にも大きく動いています。

✋横に逸れる話…ですが、体を回さず
 手だけ 左腕だけで テークバックすると
 左肩がとんがった形のトップになりがち です。

✋また 顔というか 頭 も ボールの方に寄り
 気づきにくいですが ボールの方にお辞儀した格好になり
 ダウンスイングになると 起き上がる必要が出てきます。


自分で実際にトレース(真似)してみると 分かり易い かも ですが、
テークバックで 右ひじはその位置~体との関係を固定
左ひじだけ大きく動かしたトップの恰好を造ります。

考えたことは無いかも知れませんが
遅い動作(テークバック)であれば 何とかなりますが
速い動作(ダウンスイング)になると 両方の腕の動かす量を大きく変える
意図的に違う量動かす と言うのは大変です。
同じ量動かす、全く動かさない と言うのは出来易いですが
その量をそれぞれ調整するのには かなりの訓練が必要になります。

まして ゴルフスイングの場合、運動の方向性に伴い
腕やクラブの重さのかかり方が 左右異なる場合が殆ど…
ダウンスイングでは 左腕は最前線に位置し
左腕は押す引く で言うと 重さを引く側に近い部位になります。
動かしにくい方の左腕により重さが増す形になります。

そして 左右で言うと 殆ど人が左腕の方が弱い のです。

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