パターを含めて全6本というクラブセッティングで実験的ラウンドをしてきました。場所は荒川河川敷の赤羽ゴルフ倶楽部。しかも全クラブ超短尺スペック。各クラブの役割などを考えると、これが必要最小限と思われるセッティング内容です。
全6本のクラブセッティング
全6本の打ち分けとスペックは以下のとおりです。チップゴルフ工房が、主に100切り初心者用として提案している内容で、短くて軽くて柔らかい仕様です。
ドライバー(42インチ/14度)
ユーティリティ(37.5インチ/27度)
8番アイアン(35インチ/40度)
PW(34.5インチ/50度)
SW(34インチ/58度)
パター(←これは自分の愛用品)
このセッティングの主旨は100切り用なので、大きなミスのないことが大前提。とにかくグリーン近くまで確実に前進して、そこからスコアメイクするというもの。
(詳しくはこちら)
“100切りの近道!もっとゴルフを楽しむためのクラブ本数考察!”
(チップゴルフ|池袋のゴルフ工房ブログ)
思い起こせば、私がコンスタントに100を切れるようになった時、周りからよく言われたのが「チョロしなくなったね!」でした。
やみくもに「届くはずのクラブ」を持ち、ピン方向を狙って一生懸命に振るだけというゴルフから、失敗しないクラブ選択ができる余裕が出てきた頃でしょうか。
今回私がこれを試した理由は100切りじゃないですが、このセッティングだと、最初から諦めないといけないことが多く、マネジメントがシンプルになり、スペックもやさしいのでラクできるので、今後の参考になるかな?と思ったからでした(苦笑)。
でもしかし・・・。
これで90切りとか、もっと良いスコアとかを目指した場合、ラクどころかとても疲れる結果になるわけですが、その内容は以下に続きます。
今日のスコア
42(14)+45(16)=87(30)
イン→アウト/White Tee(レギュラー)/6,041Y(Aグリーン)/快晴/やや風/10~16℃/早朝スルー/長袖(下着半袖)+ニットベスト+長パンツで最後は暑かった
約3カ月ぶりのコースとなりましたが、クラブ本数は少ないし、スペックがやさしいということで、予定どおりと言うかかなり気楽にティーオフできました。
ボギーで御の字。上手くいって何個パーが取れるかな?といった内容を自然に想像していましたが、概ねそんな感じとなりました。欲を出すまでは・・・(笑)。
インスタートで前半は上出来だったわけですが、PAR5で届くクラブがないからと直ドラに3度チャレンジして1度失敗。薄芝のライからロブ気味に華麗に寄せようとして1度失敗。短いボギーパットを安易に外すこと1回で、ダボが3回となりました。
クラブ選択は当然シンプルなわけですが、頭で考えることや、ショットを工夫しないといけないなどで、ラクどころか心身ともに逆に疲れ果てました(笑)。
まあ、それらを体感することが本当の意図だったわけですが・・・。
これと同じマネジメントや工夫を2倍のクラブ本数で行うことが出来たら、さぞかしレベルアップするだろうなぁ、が今日得た教訓で実感したことでした。
でも人間って、なかなかそう上手くは行かないもので、もとの12本に戻るとすっかり忘れてしまうのでしょうね。しばらく10本くらいに減らしてみようかな、と。
42インチのドライバーの成果
短い方がやさしいに決まってるわけですが、単に短いだけだとシャフトが硬くなってボールも上がらずドライバーとしての機能を果たしません。
これはチップゴルフ工房オリジナルで、短尺用の中でも女性用として最も柔らかいシャフトを使っていまして、ロフト角も特別に14度になっています。
スペックに合わせたスピードで振るなんて芸当は私には出来ませんから、ワッグルしながら「このへんかな?」という位置まで短く握って使います。
なので、実質は41インチあたりでグリップしていることになります。
何度かシミュレーター打席で練習しましたが、実際にコースで打つとスピンがかかり過ぎて吹け上がったり、スライスして飛ばないんじゃないか?という心配がありました。
で、今日使った結果は、それを見事に裏切った高弾道のドローボールでした。
飛距離はというと、210~220Yくらいでしたが、怪しかったダックフック1発を含めてすべて平均的にそれくらいの場所にあったので、予想以上のデキでした。
ドキドキしながら時々出る250Y超えを目指すよりもかなりラクでした。長さとか硬さを調整することで、もっと飛ぶというか「飛ばせる」ようになる手応えもありました。
大きなミスやプレッシャーなく、220~240Yくらい飛ばせて、その平均が満遍なく230Yあたり・・・となるのであれば「こういうのがイイな!」と思いました。
8番アイアンは35インチ
サンドウェッジと同等の長さの8番アイアン(笑)。これは絶対ミスしません!しかも短いから通常の8番ほど上がらず、前に飛ぶので150Yくらいまでいけます。
最近流行りの「飛ぶアイアン」と理屈が似ているかもしれませんが、ロフト角40度で35インチですから、そのやさしさは比じゃありませんけど。
ただ、グリーンに止めたい時はそれなりの技術を持って扱う必要があります。
ミスしない!と言いましたが、実際には150Y狙いの時は力が入り過ぎてフックボールになることが多かったです。それを想定して右を狙っているので、結果的にミスしたような場所にボールは行きませんが、これはこれで楽しかったです。
これも単に短いだけだと上がらない飛ばない難しいアイアンにしかならないので、柔らかいシャフトとロフト角に工夫のあるクラブになっています。
結局はアプローチとパッティング
クラブセッティングがこれですから、今日は1日中こんな場所にボールがありました。ご覧のとおり、グリーンエッジのちょっと手前って場所です。
スコアメイクに最も大切なのはショートゲーム!
と頭で思ったり、クチにする人は多いですが、実際に「乗せないゴルフ」を経験して、必要に迫られて本気で練習するようになれば確実にレベルアップすると思いました。
今日の87の打数のうち、半分以上がショートゲームですから。
from ゴルフマニア手帳