ソニーオープンインハワイ最終日、今回は７人の侍が挑戦し、予選通過は５人、そして最終日にコマを進めたのは３人となり、片岡選手は、トップ10フィニッシュなら次週もプレーできる状況で迎えた最終ラウンドでした。城攻めに例えれば、７人中５人が外堀を越えたものの、２人が内堀で討たれ、トップ10にが、天守閣の中だとすれば、３人が内堀を越えたものの、二人は内門を入ったところで討ち死にし、片岡選手は天守閣の扉に手をかけたところまで行けたものの、後ろから不意打ちをくらい、後ずさりして倒れた、といった結果でした。
つまり、74人中、宮里選手は70位と谷原選手は73位、そして、片岡選手は＋１でラウンドし、通算-10は33位タイフィニッシュでした。今回は、大量予選通過ではありましたが、終わってみればＶＳＯＰベリースペシャルワンパターンフィニッシュということになりました。
試合の方は、スネデカーとファッビアン・ゴメスのプレーオフとなり、1Ｈ目は二人ともティーショットでフェアウェイを外し、セカンドも共にミス、みたいな展開から、共に4〜5ｍのバーディーパットを外してのパーで分け、2Ｈ目はゴメスがイーグルパットを外しバーディー、スネデカーは４ｍくらいのバーディーパットを外し、ゴメスがツアー二勝目を飾りました。ゴメスは３７歳で、去年、ツアー初優勝、今年はツアーフル参戦２年目で、過去には二回のフル参戦経験があるので、キャリア４回目のフル参戦です。その他では、ウェブコムに2007年から2010年と2012年に出場していました。だから、ここまで、かなり苦労してきた選手ということになります。出身はアルゼンチンで、貧しい生活が続いていたそうです。
そういう選手が、30代の後半から、これほどに活躍できる、というのは、今のツアーレベルを考えると、非常に珍しいことだろうと思います。しかし、こういうことがあるということは、岩田選手にもチャンスはあると思えるので、岩田選手もがんばって欲しいですね。それでは今日もレッスン公開をお楽しみ下さい・・・
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