20180405

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 平成の『ぼでぃたーん』考




ゴルフのスイング で

理屈…ではなく、実際の動作が始まると
体と腕の関係が曖昧になるケースが多々あります。
20170920_matsuyama-650x435☜多くがソレです。



具体的には、自分では体!だと思って動かしている部位が
肩甲骨を含めた肩で、
自分では腕!だと思って動かしていた部位が
やはり 肩甲骨~肩 であることです。

よくある例では スイング中の用語で
ぎったんばっこん …体が左右方向に回転するのでなく
体が屈曲してしまい 上下に動いてしまう場合などがあります。
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体ではなく、肩や肩甲骨を体を信じ、回してしまうと
両腕の長さの都合が付き辛くなり、クラブが捩じられてしまい
・・・テークバック時の大きな開き
結果、それを"修整する動き"が必須になり、
その動きが非常に難しく、ソレそのものがスイングの課題に
なってしまいます。



体には基本的に 前傾姿勢がありますが、
骨盤ゴト胴体が動いていれば、
その前傾姿勢~股関節の角度 は維持され易いのですが、
肩や肩甲骨を体と思い、胴体をねじってしまうと
その前傾姿勢は失われ、
本来 前傾姿勢プラス体の回転によって
無意識に、意識せずとも出来る筈のことを
意識して 別な行為で補わなければなりません。

特にショットには 地面付近にある低い位置のボールを打つ
という条件があり、その点において
自然な行為でそれをクリアできる
 前傾姿勢+体(胴体)の回転 はとても重要なのですが、
その前傾姿勢分で出来る 上から下へのヘッドの移動を
手さばきでやらなければならなくなると
…ありとあらゆる難しいことがおまけで付いてきてしまいます

ゴルフクラブは
その基礎として 前傾姿勢プラス体(胴体)の回転 で扱うことを
前提としているため、
それを 別なモノで代替、
 手さばきでやるには適してない構造をもっています。

ですので 修正部分中心ののスイング論は
やり方そのものが必要のないモノ がベースですので
多種多様に混在することになるのです。
悪い例が 胴体の向きの変更⒲~回転ならまあ分かりますが
 終いには 捻転 なんて呼ばれ方をしたりもします。


傾きを少々割愛すると
昔から スイングは平行に回ろう
肩と腰は平行に回ろう
 と言われますが、
それが実行できるようにしないと
腕の重さも含めクラブの重さによって
直ぐにクラブは遅れてしまい
それも結局 体を肩部分の上位とそれ以下の下部に分けてしまい
体を捩じることになってしまいます。
当然 体の故障にもつながります。

スイングはおそらく
行き着くところ 如何に
✋胴体を一体に動かせるか
✋胴体を 肩部分の上位とそれ以下に分けずに動かせるか

と言う所に帰結するのだと思います。
201505Trim (3)(2)(2)(2)(2)_Moment(2)201505Trim (3)(2)(2)(2)(2)_Moment(3)











腕やクラブの重さによって遅れを造り
結果として 胴体を分けて動かさなくならないよう
腕使いを先行して考えるのが 体で打つ を導き出します。

弊社で唱えている肘の使い方や刷毛塗などは
それそのものが目的ではなく、
体を捩じらず、胴体を一体にして回すための方策で
如何にクラブを重く使わないか(短く使うか)
如何にクラブの重さで 胴体を分割しないか 
です。


故に 体の回転 ということを追いかける時、
ストレートに体の回転そのものを 動力源にして
全てのモノを動かす
 と考えると
実際の動作では、必ず重さによるズレが生まれ、
結果、最後は腕で振らざるを得なくなります。
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如何に 腕を使って、体の回転に同調できるよう
クラブの重さ、クラブさばきをしてあげるかが
スイングをシンプルにし、かつ 重さを打撃に利用できるか
と言うコトです。

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