20180304

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: アマチュアゴルファーの出来るコト/出来ないコト



クラブヘッド
そしてそれが描く軌跡
これを体の回転のすることの最大の利点は
効率よく飛ばせ(ロフトが立てられ、重さが使える)
そして 規則性に富んでいる
 コトです。


ヘッドも、グリップも
✋上下(縦)にボールに近づく/離れる
✋左右(横)にボールに近づく/離れる

この組み合わせで
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体の回転が主で、グリップが動き、そしてヘッドが動けば
✋上下(縦)にボールに近づく/離れる
✋左右(横)にボールに近づく/離れる

これは共通の一つの構成に出来ます。

グリップやヘッドが下がっている過程は イコール
グリップやヘッドがボールに近づいている(インサイドから)
です。
動きの区分、時間区分では
これはダウンスイング、
右向きから正面、左向きになる過程の中にあり
それは体の左右の構成では左サイド、
進行方向の低い時間帯にあたります。
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ところが 多くの人
悩めるアマチュアゴルファーやプロの少なくない人も
ヘッドの動き、ヘッドの軌跡を
グリップの動きでもなく、体の動きでもない
手さばきによる 単独の動き にしてしまいます。

体の回転を主にしていれば
個人差はあったとしても
ダウンスイングであれば
 体も下向き、グリップも下降過程、ヘッドも下降過程、
 俗に言うインサイド・横方向と言う意味でも
 ボールに近づきつつある過程で
 すべてが共通項の中で動きます。
ですので 概ね正面のインパクト逸してしまい
体が左向き、正面を超えてインパクト迎えてしまえば
 体も上向き・グリップも上昇過程、ヘッドも上昇過程
 望ましくはありませんが、やはり共通の動きになります。


体も痛めやすいので とても気になるのですが
手さばきでヘッド軌道を造る多くの人が
インパクト付近で グリップの動きを止め
腰は回ったとしても 肩回りの動きを止めてしまいます。
止まってしまったグリップでは
ヘッドの下降過程も上昇過程も
ヘッドのボールに横方向に近づく動きも、離れる動きも可能で
なんでもアリです。
これを修整するとすれば
1/300秒とか 1/500秒
例え1/100秒だったとしても 0.01秒ですからあまりに刹那。
ヘッド軌道に特別な規則性がないので
✊ヘッドが下降~上昇
✊ヘッドがボールに近づく・離れる
それを決定する はっきりした動きはなく
あくまでも タイミングで決まります。 

スナップショット 1 (2017-01-21 11-26)例えばこの絵を見て下さい。
この状態で 体の回転を主にグリップを動かし
ヘッドを動かしているのであれば
既にボールは打ち終わっている体の姿勢ですが、
まだ ボールは打っていません。
ここから先 体はボールから遠ざかっていきます。
左サイドもより高くなっていくのに
それに反して ヘッドはボールに近づき
ヘッドは下に下がります。
正しい体の回転では 俗に言うアウトサイドインで振って
よい体の向きなのに、ヘッドだけはインサイドから入って来てます。
ほぼすべてのことが 体の姿勢とは真逆 です。

スナップショット 1 (2014-02-07 18-29)ヘッドだけを考えて
内(インサイド)から入ってくるにしても
その左右の角度、上下の角度、弧の大きさ
ヘッド姿勢など 個性も含め
弾道の構成要素はたくさんあるのに
手さばきでそれを造ってしまうと
あまり 広い範囲の中に可動範囲が
ある形になってしまうのです。
逆球まで含めて… ミスの範囲が大きすぎます。


フルショットだけではアリマセン。
この手さばきでヘッド軌道を造る動きの最大の欠点は
スピードの制御の必要なアプローチに出てきます。
体の回転を主にグリップの移動の速度で
ヘッドスピードを管理するのであれば
単純に動作速度、回転速度、グリップの移動速度を
管理し、スピード感を覚えていけば済みます。

体を止め、グリップを止めた 反動で
ヘッドを送る、ヘッドをリリースするショットでは
体の動作速度やグリップの移動速度が
ヘッドスピードの直結した関係になりませんから
距離感を覚えるのが大変。
そして その上にヘッド姿勢やヘッド軌道の規則性が乏しいので
同じ距離感・弾道になり難いのですから
距離感を調整するのは神技に近くなります。
不可能…とまでは言いませんが、かなりの無駄な数の練習量
が必要で、前傾の深いアプローチの練習によって
腰を痛めてしまうゴルファーも少なくないかと思います…。

yjimage0IQ6BINQ100yard1この二つのスイングも
明らかに体が止まり
その反動でクラブ
肩から先だけ動かしている
不自然さが体に見られます。



ヘッドを振らないと飛ばない気がする・・・
というのは 確かに軽いヘッドの硬いシャフトのクラブしか
使ったことのない人には 仕方無いのかも知れないのですが、
飛ばす と
 思った方向に打つ と
  同じ球を繰り返す 
   そして 体を痛めない
どれもが等価に大切で
練習量に乏しく、運動性能にも自信のない
おじさんおばさんゴルファーがやれることは限られていますから
もう少し知恵を使って スイングを覚えると良いと思います。

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