20180202

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ここが問題「ダウンスイング」❷




習慣化している…と言う問題はありますが、
ダウンスイング後半 下へ振る習慣と言うか
クラブヘッド、クラブの重さを
下方に向かって「リリース」する動きは
インパクト時に
『両腕を絞る動き』として記憶されます。

mh

本来であれば、インパクト付近の体の回転
それに伴うグリップの『横』移動は
最速・最大加速になるはずですが、
その下方へのリリースによって
その移動方向の縦方向への修正は余儀なくされます。

これは近年のトッププロのスイングにも見られます。

👉修整方法 としては
 フルスケールでゆっくりしたスイング
 7番アイアンで80ヤード位を打つスイングスピード
で、両肘の距離感を出来るだけ絞らず、
トップで造った両肘の距離感を維持したまま
スイングを終えるようにしましょう。
MVI_0741_Moment(5)MVI_0741_Moment(8)








リリースすることが 打撃そのもの と言う感覚
なのは分かります。
ですので リリースの無いスイングは
 打つ実感の伴わないショットになるので
それは慣れで解決するしかありません。

ここも大きな障害ですね。




もう一つの障害、
 ここが一番説明の難しい
言葉で説明しても、感覚的に掴み難いところは
 スイングの、クラブの役割の縦横を
 逆に理解しているところです。
IMG_0727


傍から見れば、ボールは横から打ちます。
ボールとヘッドの接触関係は当然、横の並びです。
しかし、それは体の回転の役割です。

インパクト前後で体が回転しているから
上下にも、左右にも 弧を描いて
 ボールをとらえていくのです。

それを自分で作ってはイケマセン。
 手で弧を描く感覚 を持ってはイケマセン。

腕の補助もありますが、
 体の回転で『グリップ』が移動するから
 結果としてヘッドも弧を描く んです。

よって 感覚としては
 ボールを打つ為の準備段階として
 フェースが少々オーバーには地面を向いている
 そのままでいいのです。

 フェースは地面を向きっぱなしのまま
 体が回転するから
 ボールを拾い、
 ボールを横から捉える のです。
スナップショット 1 (2018-01-31 13-39)

少なくとも この場面で
 もっともっとシャットが必要です。

ですので、少なくとも
 この時点で フェースは横を向くのは駄目です。

シャットフェースと言うのは
 左右のグリップの上下関係によって作られますが、
それはそのまま 次の動作の
体の姿勢を決めてしまうモノです。

ボールを上から打つ時間帯
 というのは
右サイドよりも左サイドの方が低い時間帯
 が基本なのですから、
ボールを打つまでは
左グリップの方が右グリップよりも
 低い位置関係を維持しておく必要があります。
MVI_0741_Moment(6)


これも蛇足ですが、
飛ばない人
スライスに悩む人
引っ掛けやフックに悩む人
の多くは
 利き腕である右腕を使う時間が「遅い」傾向があります。
別な言い方をすれば、体の回転と腕を使うのが
別々な時期になっているとも言えます。

右腕を使うチャンスは
右グリップの方が高い、
左グリップごと 下~斜め下に押す時間帯で
このリリースの打撃方法では横方向に押すことになるので
押せば押すほど、左グリップは上方向に逃げたがります。
これでは 右腕を使えば使うほど
逆球がでたり、ミスの原因になるので、
利き腕を使うことが出来ません。

シャットを維持するから
左グリップ・左サイドの低さが維持され
左サイドの低い時間帯が長く造れ
同時に、クラブやヘッドを動かすその重さが
グリップを左に押すのです。

MVI_0741_Moment(7)


やりたくはないですが、
ダウンスイングの手順を段階化すると
①左上腕が動き
 グリップが胸に対し左ズレる
①”そのグリップの上下は左サイドが低いことで
 低くする
②グリップが左にズレることによって
 重さが左半身に掛かり始めるので
 重さに伴い、体も左にズラしてあげる
②”右腕を伸ばすことによって、
 グリップを左斜め下に押し込む
③左ひじを体に付けず、曲げておくこと によって
 押されることを回転に代え、逃がしてあげる
 👉ここを維持してあげるには
  左腕が体側から離れ、左手の甲が地面を向いている
  そんな感覚が必要です。

①と②は明確に順序があります。

この感覚を掴むには
体の回転は「意識的」にしない 必要と言うか、
右向きが足らないのは論外ですが、
右向きが 体重を左に移すと自然に正面向きになる
体の回転をパックで覚えなければなりません。

ゴルフのスイングの意地悪なところで
 『リリースをするスイング』では
自分の意志で積極的に回転をしないと
腕を使うことを体を回転することの方向が
一致しないので どちらかをするとどちらかが阻害されます。
『リリースするスイング』は放っておけば
 スイングの中に正面が存在しません。
体幹の強さを使って無理やり 正面らしいものを造れば
 相当な無理がありますので、若いプロですら
長くゴルフを楽しめない程です。


左上腕から右腕
①➟②の流れが同時に体の向きを変える
腕を使うことによって、体の向きも変わっていく
グリップの有る位置が体の正面
そのグリップの位置を替えることによって
体の向きを変えていく と言う感覚を掴めると良いですね。


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