20171230

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフスイングとゴルフクラブ


絶対!とは言いませんが、
軽いヘッドの、硬いシャフトのクラブで
ゴルフを覚えても、ゴルフを続けても
 あまり良いことはない
 です。



軽いヘッドのクラブは飛びません。
ボールのぶつかるところが「軽い」んですから…。

ですので、その軽さを重くする唯一の方法は
「スピードをあげる」ことです。

ところが、軽いヘッドのクラブ で
スピードを上げる方法は
その軽い先端のスピードを速く動かすこと なので
スピードを上げても 圧倒的にスピンが増える ばかりです。

ボールを遠くに飛ばすのに
 速度を上げる と言う方法は間違いではないですが、
正しくクラブを扱うのに比べると
先端を優先的に速く動かす のは非常に効率が悪く、
正しく動かせば 10%速くすると 7%位距離が増えますが
先を振る方法では 10%速くしても 3%程度位しか
(数値はイメージですので…あしからず)
距離は増えないので、気が狂ったように振らなくてはなりません。

先端を優先的に速く振る ということは
体は止めておかなくてはなりませんが、
速く振ることによって作り出される
外に引っ張られる負荷に対し、
全く反対の張力で相殺せねばならず
『インパクトは地面を蹴る』なんて言う
荒唐無稽なギャグのような理論が横行
するほどです。

もう 別なスポーツかと思ってしまいます。



軽いヘッド そして硬いシャフトのクラブで
ゴルフを覚えると、その先端を『たくさん』『速く』
動かすことが スイングの大きなテーマになってしまうので
シャフトは グリップを軸に先端を振る
振り子~~角角度運動をさせなくてはならず、
シャフトはしならせて しなり戻して使う などという 
中学~高校の理科・科学・物理の勉強をしてらっしゃい
と言う理論もまた、普通に流布しています。


シャフトと言うのは
ゴルフクラブの重さ、
特にその形状の作り出す重さによってグリップを動かす
グリップをより良い位置に誘導しやすい
グリップをより遠くに飛ばせる位置に誘導しやすい

グリップと言う クラブを動かすことの根幹を
移動させるためのモノで、使い方が「魔反対」です。
先端を『たくさん』『速く』動かそうとすれば
クラブは ヘッド方向に遠心力をより生み出し、
強く握らなくてはならなくなります。
強く握る というのは同意語ではありませんが、
近似値として 『止める』に等しい動きです。
止めなくてはいけないのに 動きも覚える という
相反する二つのことをしなくてはなりません。
振れば振るほど握力が必要 と言うのも付いて回ります。



✊ヘッドの重さも利用し、
グリップを速く 正確に移動させること と、
✊ヘッドの重さと闘いながら、
グリップを止め、先端だけを動かす 
どちらが簡単で、クラブを味方に出来るかは

言葉だけでも理解しやすいと思います。

グリップを移動させる、動かす ということが
クラブを移動させる、動かす という発想に
軽いヘッドの、硬いシャフトのクラブを使っている限り
行き着くことはありません。 飛びません…から。

グリップを移動・・・クラブごと移動させる方が
体に無理は起こりにくくなります。
相反する行為が殆どないからです。

クラブの重さ という感覚的な部分を利用できるので
練習でも、本番でも、クラブを持てば
その感覚は取り戻しやすい、
『帰る場所』みたいなものも作れます。

シャフトを振る、シャフトの角角度動作は
グリップが1㌢動作するに対し、ヘッド部は10㌢以上
動くような動作ですから、同じ球を打つ、
ミスを修正するのは 神技に近く、
偶然待ち のようなスイングを覚えることになります。
自分の動作を管理し、クラブの動き(移動)を管理し、
ボールの飛びを管理する
 というのに
どちらが適しているか

遠くに飛ばす と 正確に飛ばす を
両立しやすいのはどちらか

 まあ・・・・聞くまでもないと思います。
 体も痛めますしねー…。
 痛い って飛ばない始まりになる んですよ( ゚Д゚)


ハッキリ言えば、
どのクラブを持つか はどのスイングをするか 
に等しい行為です。

どのクラブを使うか はどのスイングを覚えていくか 
に等しい行為です。

絶対!とは言いませんが、
クラブとスイングの関係性を無視できる運動神経・性能が
あれば、クラブにも、スイングにも悩みませんから
考える必要もありません。

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