入射角度とロフトの関係を理解するには
バンカーショットが分かり易いかも知れません。
例えば そこそこあごの高い
10m位のバンカーショットがあるとします。
56度のウエッヂを持っても
❶ヘッドを振る 角角度でスイングする場合
❷骨盤/上半身の回転でグリップを動かし打つ場合
では 球筋が異なります。
❶は 高く飛び出て 遅め、スピン少な目の弾道 です。
良く言えば フワッと飛び出る弾道ですが、
推進力が付きにくいですから
シンプルに10mのショットを打つ力加減では
ショートするばかりか
打ち出しは高くとも飛ばないので
バンカー内に落ちる可能性も秘めています。
スピード というか、チカラが必要です。
チカラは ウエッヂのヘッド重量で補えますが、
市販の 超軽量ヘッドではスピードが必須でしょう。
バンカーという足場の安定し難い場所で
必要以上に速く振らなければならない というのは
非常に難易度が高いです。
また このショット…ヘッドを振る・シャフトを振るスイングの
最大の難点は 速く振れば振るほど
体が上を向く可能性が上がり、
スピードを上げても それ相応の距離の増え が生まれず
単に打ちだし角度だけが高くなり、だるま落とし
のような弾道に近づくことです。
足場の緩いバンカーではそれは顕著になります💦
女性など力に自信のないゴルファーが
今どきの軽量ヘッドのウエッヂを使うと
この症状に陥り易く、バンカー嫌いになり易いですね。
鶏と卵の関係なのですが、
✋ヘッド軽いから たくさんヘッドを動かさなくては飛ばない
✋ヘッドをたくさん動かすから 軽いヘッドが振り易い
この関係から逃れられないのでしょう。
👉ただ 出すだけでいいのなら ヘッド重量次第です。
少なくとも バンカー嫌いにはならないでしょうね^^
一方 正規なショットである❷は
❶のショットに比べ、弾道はややハーフライナー気味
やや低め~中弾道になります。スピンはしっかり入るので
弾道の割に ブレーキはかかるので心配いりません。
ボールの位置とアゴまでの距離の把握をし
安全マージンを取れば 断然こちらの打ち方で行くべきです。
また ヘッドを振るスイングの場合
インパクトのイメージはシャフトが地面に垂直
ヘッドとグリップが同位置にある状態です。
そして 次の段階ではヘッドは上方向・上昇軌道に入ります。
ウエッヂにはバンス角度というのがあり、
ソールには10~18度位、フェースと反対のソール側が
この場合下に出っ張っており
ロフトが立つ方向に角度が付いています。
ヘッドを振るスイングでは
この出っ張りが邪魔になり、
インパクト以前に ソールは設置することになります。
次の時点でヘッドが上昇軌道に入る状態で
ソールが接触すると ヘッドは思っているより跳ねます。
バンスが活きてきません。
体でグリップを動かしていれば
自然と バンス角度の分、シャフトは前に倒れる形に
なりやすいので バンス角度が一定のヘッド姿勢を
保ち易く、バンスの効果が発揮されます。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります