20170904

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: バンカーショットとロフト角度


入射角度とロフトの関係を理解するには
バンカーショットが分かり易いかも知れません。

例えば そこそこあごの高い
10m位のバンカーショットがあるとします。

56度のウエッヂを持っても
❶ヘッドを振る 角角度でスイングする場合
❷骨盤/上半身の回転でグリップを動かし打つ場合

では 球筋が異なります。
スナップショット 1 (2012-12-07 17-08)

❶は 高く飛び出て 遅め、スピン少な目の弾道 です。
良く言えば フワッと飛び出る弾道ですが、
推進力が付きにくいですから
シンプルに10mのショットを打つ力加減では
ショートするばかりか
打ち出しは高くとも飛ばないので
バンカー内に落ちる可能性も秘めています。
スナップショット 2 (2013-03-29 22-26)スナップショット 4 (2013-03-29 22-29)






スピード というか、チカラが必要です。
チカラは ウエッヂのヘッド重量で補えますが、
市販の 超軽量ヘッドではスピードが必須でしょう。
バンカーという足場の安定し難い場所で
必要以上に速く振らなければならない というのは
非常に難易度が高いです。

また このショット…ヘッドを振る・シャフトを振るスイングの
最大の難点は 速く振れば振るほど
体が上を向く可能性が上がり、
スピードを上げても それ相応の距離の増え が生まれず
単に打ちだし角度だけが高くなり、だるま落とし
のような弾道に近づくことです。
017

足場の緩いバンカーではそれは顕著になります💦

女性など力に自信のないゴルファーが
今どきの軽量ヘッドのウエッヂを使うと
この症状に陥り易く、バンカー嫌いになり易いですね。

鶏と卵の関係なのですが、
✋ヘッド軽いから たくさんヘッドを動かさなくては飛ばない
✋ヘッドをたくさん動かすから 軽いヘッドが振り易い
この関係から逃れられないのでしょう。
👉ただ 出すだけでいいのなら ヘッド重量次第です。
 少なくとも バンカー嫌いにはならないでしょうね^^


一方 正規なショットである❷は
❶のショットに比べ、弾道はややハーフライナー気味
やや低め~中弾道になります。スピンはしっかり入るので
弾道の割に ブレーキはかかるので心配いりません。

ボールの位置とアゴまでの距離の把握をし
安全マージンを取れば 断然こちらの打ち方で行くべきです。

wedge-bounce


また ヘッドを振るスイングの場合
インパクトのイメージはシャフトが地面に垂直
ヘッドとグリップが同位置にある状態です。
そして 次の段階ではヘッドは上方向・上昇軌道に入ります。
ウエッヂにはバンス角度というのがあり、
ソールには10~18度位、フェースと反対のソール側が
この場合下に出っ張っており
ロフトが立つ方向に角度が付いています。
ヘッドを振るスイングでは
この出っ張りが邪魔になり、
インパクト以前に ソールは設置することになります。
次の時点でヘッドが上昇軌道に入る状態で
ソールが接触すると ヘッドは思っているより跳ねます。
バンスが活きてきません。
IMG_0496

体でグリップを動かしていれば
自然と バンス角度の分、シャフトは前に倒れる形に
なりやすいので バンス角度が一定のヘッド姿勢を
保ち易く、バンスの効果が発揮されます。

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