20160604

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 知っていますか◆ヘッドがグリップを追い越すって…。


多くのゴルファーは
ヘッドがボールを追い越す と妄信していますが、
その実態。。。お化けの正体は
クラブを持った打ち手が向きを変えているだけで
クラブそのものと胴体なり、上半身の大まかな関係は
あまり変わっていません。

IMG_NEW


上の写真は 手が良く返ってる「ように」見える画像ですが
その実 下のテークアウェイを画像処理でひっくり返したモノと
大きな違いはありません。

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手を返す とか
フェースターンとか
ヘッドをグリップを追い越す
・・・・・ように見える は兎も角
それを実際にアクションとしてやってしまう と
それは出来ても、別な重要な問題が生まれてきます。

20090801 2009_09_02_15_09_49-62フレームショットこの写真をご覧ください。
少々極端ではありますが
上から打つ というのを体現したものです。
赤い線は トップオブスイングでの
両足の恰好です。
結果として…ですので、それをしましょう ということでは
ないのですが、如何に体が左にズレ
視覚的な用語で ハンドファーストになっているか
お分かりになると思います。

まあ 足の恰好やクラブの位置からしても
この打撃では体重は左に乗っていそうですし
クラブは上から入って来る感じは想像がつくと思います。

20090801 2009_09_02_15_09_49-1007フレームショット今度はこちらです。
多くの人が考える「ヘッドがグリップを追い越す」
を体現したものです。当たり前ですが
ボールは両足の間に置いてあります。
そのボールを打つ という条件の元
ヘッドがボールを追い越すのには
グリップはボールより手前の時点で
ヘッドがボールとコンタクトする必要があります。

これ実は双方 同じクラブ(ロフト)を使っていますが
出球の角度、高さが大きく異なります。

双方の脚の恰好を見れば
体重配分もおおよそ想像がつくと思いますが
ヘッドがボールを追い越す というスイングを実行する限り
それが上手く出来れば出来るほど
体重が右に残る 明治の大砲になります。

上手く出来れば出来るほどです。

これも明白ですが、
同じスピード等、打撃の破壊力を同じとしても
明治の大砲で打つのと、そうでないのは
距離は大きく異なります。

飛ばすために振れば振るほど明治の大砲になる
ヘッドがグリップを追い越す~ヘッドターンというのは
こういうショットのことを指します。

それでも続けますか?


ゴルフクラブの重さの機能を使えば
ヘッドやグリップが重力方向に落下する
そのエネルギーを使って グリップを動かせば
クラブを動かせば それは運動の補助にもなりますし
結果、ヘッドスピードの助力にもあるでしょう。

しかし ヘッドを返す、ヘッドがグリップを追い越す打法では
長いの棒の先にあるヘッド(重さ)
それの作り出す遠心力とグリップを戦わせながら…
(グリップの移動を制限~調整しながら)
これでは クラブの重さ、それが作り出すエネルギーは
打撃の助力になりません。
そして、実行すればするほど明治の大砲になるのですから
飛ばしたい と本気で思ってやっているのか
疑いたくなります。

ヘッドが重くて シャフトの柔らかい
ハミングバードの悶絶クラブだけでなく
市販の軽いヘッド 硬いシャフトのクラブであったとしても
その機能を無視してスイングにする のですから
クラブを替えても違いが出ないと嘆くのは滑稽ですよ…。

from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります