カーボンクラウンの新ドライバー
テーラーメイドの「M1」ドライバーが話題になってますね。
ジェイソン・デイが使ったその週に優勝したり、日本ツアーでも勝利したり、目下、米欧日ツアーで使用率1位なんだそうです。
飛ぶという話は結構前から聞いていたのですが、国内の発売は12月の予定。それまで待つつもりだったのですが、僕の周囲の気の早い人達は既に発売されているアメリカ仕様を購入して、早くも実戦投入しています。すでに知人の4人が「M1」ユーザー(笑)。
ラウンドをご一緒する機会があったので、僕も少し打たせてもらいました。その感想です。
写真を撮るのを忘れてしまったので、画像は配布されているものです。
カーボンを使うと、打感とか打音が悪くなるという印象があります。
テーラーだと、二代目グローレがカーボン素材のフェースで、ちょっと打音の低さが気になりました。
巨大な音がすることで悪名高いナイキの四角形ドライバー「SQ SUMO スクエア」は知る人ぞ知るカーボンクラウンヘッド。音が不評だったのは、四角形によってただ大きな金属音がするためではなく、カーボンを加えたことでいかにも爽快感のない打音になってしまったためだといいます。難しいですね。
「M1」は、プロが使用するだけあって、チタンと変わらないいい打音と打感です。ゼクシオのような金属音ではないですが、締まった感じもありボールがコントロールできそうな印象のある音です。これまでのテーラーメイドのドライバーと比べてもいいんじゃないかと思います。
さて試打感想ですが、弾道に特徴があります。
9.5度ロフトでもなかなかの高打ち出し。「R1」や「SLDR」と比較すると、気分よくボールが上がります。それでいて低スピンっぽい重い弾道になり、なかなか落ちてきません。最高到達点からすーっとキャリーが伸びて、ランも稼げるといいなという弾道です。見ていても飛んでる実感があるし、いい球質で打ち出し角が確保できるので安心感がありますね。
意外と曲がりにくいのも特徴かなと。
フェースの向いた向きに真っ直ぐ飛んでいきがちです。ちょっとフェード、ちょっとドローという感じ。わりとつかまらないヘッドだと思うので、スライスがきつめの人には向かないかもしれません。シャフトとカチャカチャで調整したいですね。
僕はかなりの好印象です。
購入しようかと思いましたが、アメリカものでも結構高いんですよね。円安の折でもあり、6万円超えてしまいそうなので、諦めて日本仕様を待つことにしました。測ってはないですが、日本仕様の方がヘッド重量が軽く、扱いやすくなる可能性がありますし。
最近ヘッドスピードが落ちてるので、ロフト角を10.5度にするか、9.5度にするかが思案のしどころですね。