コーツ選手権3日目が終了しています。
リディア・コーさんが14アンダーで単独トップに立ち最終日を迎えます。
1打差で追いかけるのが、ジャン・ハナさん、更に1打差でチェ・ナヨンさんという展開です。
Sルイスさんが10アンダーで首位と4打差の4位ですから、まだまだ逆転優勝の可能性を残しています。
藍ちゃんは通算イーブンで35位タイですが、美香さんは6オーバー、彩子さんは11オーバーで予選落ちとなっています。
上位選手と日本人選手のデータを比較します。
バーディ ボギー
Lコーさん 19 5
ジャンハナさん 15 2
Cナヨンさん 16 4
Sルイスさん 15 5
藍ちゃん 6 6
美香さん 3 7 1ダボ
彩子さん 2 8 1ダボ、1トリ
フェアウェイ パーオン 総パット数
Lコーさん 34/42 44/54 83
ジャンハナさん 35/42 42/54 84
Cナヨンさん 32/42 45/54 88
Sルイスさん 35/42 47/54 88
藍ちゃん 31/42 37/54 91
美香さん 23/28 26/36 66
彩子さん 25/28 23/36 67
54ホール終えての数字なので、日本ツアーと比較すると面白いです。
3日間終えてトップのスコアは14アンダー、10アンダー以上が4人というのは国内ツアーの平均的なスコアとほぼ同じです。
ただ、トップのスコアは同じでも少し違いは見られます。
予選カットラインは4オーバーでしたが、日本ツアーだと2オーバー43位タイまでが予選通過ということになります。国内ツアーだと最近はイーブンパーでも予選落ちするような試合が多いですが、この試合は2オーバーでした。
テレビ中継を見ていると、グリーンの形状やラフを見ていると、コースは国内ツアーの同スコアになる試合よりも難しいように感じます。
つまり、国内ツアーでトップが14アンダーになる試合よりもコースが難しいようですが、トップクラスの選手はそういうスコアで上がって来るということです。
そして国内ツアーでイーブンパー程度で予選通過する選手にとって、このコース設定だともっとスコアを崩すだろうと予想されるわけです。
協会は国内ツアーのレベルが上がったと、やたら強調していますが、平均スコアが良くなっただけで、アメリカツアーとのレベルの差が詰まったわけではありません。そこを間違って、選手の技量が伸びているのだから今までのやり方で間違いないと考えるのは甘いですね。
日本人選手について見ると、藍ちゃんのバーディ不足は歴然です。フェアウェーヒットはまずまずですが、セカンドショットの精度が上位4人と違います。厳密に言うと、ティーショットの飛距離差があり、セカンドショットを長いクラブで打たないといけないことが響いています。パットについても好調とは言えませんね。時々ロングパットを決めていますが、それは偶然の範囲内です。もっと3m以内のパットが入らないと厳しいです。それでもボギー6個というのは、本質的にゴルフが上手いのでしょうね。
美香さんと彩子さんは、今のショットでは厳しい試合なのでしょうが、パットも悪すぎて、グリーン上で粘ることができませんでした。
from VIVAさくら&琴乃VIVA女子ゴルファー