20141214

東京ゴルフギア旅団: キャディ付きプレーのメリット

距離やラインの誤り


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前回に引き続き、キャディさんへのささやかな愚痴です。


これは人によるのですが、距離を多めに言う人が多いんですよね。

距離計で測りながら、キャディさんにも一応距離を聞いてみたりするのですが、だいたい5ヤードくらい多めで言われることが多く、時と場合によっては、15ヤード以上多く言われることもあります。


これはキャディさんの経験則で、多めを言って成功することが多いんだと思います。少なめにいう人はいませんね。

しかし、プレーヤーの心理からいえば、奥にいくくらいなら手前の花道でOKと思うことも多いわけで、距離が不正確なキャディさんは、なにか居心地の悪い気がします。


レーザー距離計で測ってるんならキャディさんに聞くなよ、と言われそうですが。。


例えば、ピンまで150ヤード。エッジまで135ヤードだとして。

キャディさんに、140と言われるか、145と言われるか、150と言われるかで、番手とか攻め方は変わってきます。グリーンの起伏とかもあって、手前からいったほうがいいのか、ピンまで突っ込んだほうがいいのかの判断材料にしたいわけです、一応。


あるラウンドでついていただいたキャディさんは、グリーン奥のピンまでレーザー距離計で測って150ヤードのところ、「145yから突っ込んで147yくらい」とアドバイスくれました。後からその理由を聞いてみるとグリーン奥に行くのを警戒してのジャッジだったのです。

キャディさんに距離を聞くときは、ただの直線距離じゃない、この保険を買いたいんですよね。



グリーン上のラインは逆に少なめにいう人が多いですね。

カップ3つとか言われたりしますが、僕は大きくふくらませたいので、同じ状況でもカップ6つとか7つくらいになることがあります。でも、6カップとかのアドバイス聞いたことないですよね(笑)


なんというか、これもキャディさんが悪いわけではなくて、迷いにつながるのが気になるのです。

僕の未熟さですね。


キャディさん自身のリズム


キャディさんにもこうしたいという仕事のスタイルがあるみたいで、その辺とのかみ合わせが悪いこともあります。

ボール探しに熱中するキャディさんもいれば、プレーを急がせることにこだわるキャディさんもいます。


それ自体は尊重しますが、頼んだことをやってくれなかったりするとガッカリします。

初心者を連れて行くので、わざわざキャディさんをつけて、「他の人はいいから初心者の面倒をみてやってください」とお願いしてるのに、いつもと同じキャディ業で初心者プレーヤーを放っとらかしにされたりすると、ちょっとね。



同伴プレーヤーとクラブを何度も入れまちがえたりということもあります。

メーカーやモデルが違っていても結構ありますね。現代は、ウェッジやユーティリティなどを別ブランドにすることが多いので、その分わかりにくいとは思いますが。


あと小さいことですけど、自分がいつも入れているクラブの入れ場所を変えられたりするのも怖い。

危うく番手間違いすることがあります。


そんな感じで、キャディさんがいることでいいことがあんまりないんですよ。

グリーン上でボールを拭いてもらうことくらいですかね。

目土もバンカーならしもディボット直しも自分でやりますし、ピンもプレーヤーで抜き挿ししますし。

距離は距離計のほうがずっと正確です。


グリーン上は聞かなきゃわからないそのグリーンの特徴みたいなのもあったりしますが、そういうケースはそれほど多くはないですね。


キャディさんの良さ


とはいえ、キャディさんがついてくれたことでハマることもあります。


先日、学生ゴルファーのアルバイトキャディさんがついてくれたのですが、グリーンと距離をしっかり見てくれて(※距離計使用禁止のコンペ)、難コースで後半パープレーの「75」が出ました。自分だけだと80打っていたんじゃないかと思います。


また、キャディ経験3,4ヶ月という若い女性がついてくれたこともあって、非常に感じが良くて気もちよくプレー出来たこともあります。仕事も楽しそうで好感が持てましたが、これはゴルフ場の運営がいいんでしょうね。

アドバイスはそこそこでいいので、そういう楽しいプレーの場を作ることを世のキャディさんには考えてみてもらいたいと思います。


そういえば、東南アジア圏のリゾートとかでキャディさんがついてくれると、不快な思いをあんまりしないですね。



最近の話なのですが、プロのキャディさんのお仕事を間近で見る機会がありました。

これは結構スゴい。距離やレイアウト、グリーンなどすべて把握されていて、瞬時にプロの必要な情報と言葉を選んで伝えます。まさに阿吽の呼吸で、しかも1ヤード単位のシビアなジャッジでプロのプレーを支えられていました。こんなキャディさんなら5打くらい縮まりそうと思います。


たぶんプロキャディさんと、ごく一般的なハウスキャディさんとは、プロゴルファーとごく一般的なアマチュアゴルファーと同じくらいの技量の差があるのではないかとさえ感じます。同じキャディという名前でも、中身は全然違いました。ほんとすごかったです。


というわけで、グチめいた話ばかりになりましたが、基本的に自分で判断して自分でプレーしようと心がけています。

そういう些細な行動にとらわれる自分をまずは反省しないといけません。



from 東京ゴルフギア旅団