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岡山絵里選手が勝った、山陽新聞レディースですが、勝負のプレーオフが良かったです。
初日-3で2位につけた岡山選手は、2日目の前半で-6まで、順調にスコアを伸ばしました。
一時期は2位グループに3打差をつけたので、これは、勢いのまま行くか！？と思わせてくれましたが、そうは、いかないのがステップ・アップ・ツアーですね。
岡山選手はティーショットでOBを打ち、一気に勝負が分からなくなる中、後続組も決め手欠きます。そんな中、追いついたのが、初日首位に立っていた村田理沙選手でした。
村田選手のプレーを長時間見たのは初めてですが、何よりも可憐な見かけと違って、ファイティングスピリットがあること、丁寧なルーティーンのひたむきさが目を引きました。
さて、本戦18番で並んだ二人はプレーオフへ。1ホール目が良かった。
二人とも果敢にバーディーを狙いました。岡山選手は第3打でウェッジをピタリと寄せる、村田選手は迷うことなく、2オン狙いでバーディー奪取でした。
プレーオフは2ホール目でパーセーブした岡山選手が勝ちましたが、これはプロテストに合格したばかりの彼女に使うにはそぐわない表現かもしれませんが、経験値だと思います。
ルーキーとは言え、彼女はナショナルチームのエース挌として、勝みなみ選手らと共に、日の丸を付け、世界と戦ってきました。プレッシャーへの経験値が村田選手を勝ったと思います。
それでも村田選手。プロテストに合格しなかったことからも分かる通り、まだまだ技術面では発展途上なのですが、今後に期待を持たせてくれるプレーぶりでした。
もっともっと練習して、自信をつけること、それが彼女を成長させてくれると思います。
この二人の戦い、ちょっと強引な表現かもしれませんが、牛若丸と弁慶の戦いといった絵に見えて、とても面白いプレーオフでした。
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