20141224

VIVAさくら&琴乃VIVA女子ゴルファー: さくらさんのリカバリー率

さくらさん分析シリーズもそろそろ終盤になってきました。


さくらさんのリカバリー率変遷を見てみましょう。()内は日本人選手での順位です。




2005 57.7697 30位 (23)


2006 60.8949  7位 (5)


2007 58.0046 26位 (18)


2008 58.4091 24位 (16)


2009 68.9453  1位


2010 63.4884  9位 (6)


2011 63.9113 12位 (7)


2012 66.8367 10位 (6)


2013 68.9119  2位 (2)


2014 65.6250 15位 (7)




これほど変動の多いスタッツは他にありません。


リカバリー率は、アプローチの精度とパーパットの成功率の2つの要素が関わります。実は、もう一つ、アプローチをする場所も影響してきます。グリーンを外したと言ってもカラーでピンからの距離が数メートルという場合もあれば、グリーン奥の深くて逆目のラフからという場合もあります。なので、グリーンを狙うショットの精度も関わっているわけです。




デビューから2008年迄は60%前後で推移していました。今のような安定感は無かったわけですが、それでも予選落ちが殆ど無いのですから凄いですね。


2009年にいきなり68%台で部門1位となり、その後は63%以上をキープし続けています。昨年は68%台で2位でしたが、平均パット数も良かったようにパッティングの調子が良かったように、微妙な距離のパーパットも決まっていました。




今年は65%台ということで、それほど悪い数字ではありませんが順位は15位と、2009年以来最悪でした。グリーンが遅かったという傾向があり、この数字以上の選手が多かったということになります。




最終的なリカバリー率は65%台でしたが、中盤戦以降はほぼ数字が動きませんでした。どの試合もリカバリー率が65%程度だったわけです。逆にサイバーエージェントまでは55%前後でした。ここまでの試合がかなり状態が悪かったということになります。




パーオンできなかったホールでパーセーブできるのは約3分の2ということですし、大きく上回ることも難しいのが現実です。やはりパーオン率が高くないと苦しくなるのは当然ですね。


それにしてもリカバリー率65%以上の18人中、日本人選手が7人しかいないという現実をどう見るかですね。最近の若手日本人選手は飛距離が出るようになりましたが、そちらの方ばかりに目が行っているのでは・・・・と危惧します。


素人でも言われることですが、ゴルフは飛距離ではなくて、スコアなのですが・・・。




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