20141231

パット上達ブログ: 人の心が透けて見える

人はなぜゴルフにはまるのか、は私(Green Keeper)の研究テーマの1つで、国会図書館に何度も通って調べたりしましたが、納得できるどころか、それらしい論文や解説に未だにお会いできていません。私の検索の稚拙さも問題なのでしょうが、、、。



ゴルフの七不思議の1つ?  だからゴルフが楽しいのかも?!



さて、少し古い図書ですが「王国のゴルフ」(M・マーフィー著 山本光伸訳 春秋社刊 91年初版発行)の一節に次のような記述があります。略して引用させて頂きます。



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(スコットランドのカフェで食事を終え、ゴルフ好きが暖炉の前でゴルフ論を順番に述べているところです)



(アガサの夫ピーターが、ゴルフと同じく結婚生活もいろいろな技量がなければ、上手く行かないと言った後で次のような発言があります)



目標を常に掲げ、想像力をいつも豊かにしておく才覚。進んで変化を取り入れる不屈の意志。



ロングショットと巧妙なストローク。パワーと手際の良さ。(ゴルフと結婚の隠喩は続きます)



良識と大胆な賭け。平常心といくばくかの偏執狂的性向。しかもこれらが全部うまく噛み合わなければ何もかもおじゃんになってしまう。



ゴルフではほんの些細なことで、全体ががたがたに崩れてしまうことがある。1つ1つのプレー、1つ1つのテクニック、ここぞという時の気力、勇気、微妙な知覚ーーそういうものを1つ残らずうまく総合しなければならない。



自己の全体、たくさんの自分自身とも闘わなければならない。(もう一杯のウィスキーをくれないかと言った後)

人の心がこれほど透けて見えるとは、本当に怖いくらいだ。

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そのうえで、「やっぱり、ゴルフには人に恵を施す性質がある」とジェームス四世のことに関する薀蓄に続くのですが、それは別の機会にさせて頂きます。



3ホールも一緒に回れば、ゴルファーの人格や性格は全て暴露されると言われますが、ピーターのゴルフ論は、ゴルフの難しさと結婚や人生そのもの或いは人がゴルフにはまるのは何故かと言うことに1つの解を示唆しているように思い紹介させて頂きました。



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