近所の石神井川(しゃくじいがわ)の
両岸は観光バスが来るほど
見事な桜並木で
川を覆うように
ソメイヨシノが咲きます。
今年も素晴らしい様子で、
ちょっとだけ撮りに行きました。
既に散り始めていますので、
なんだか寂しいです。
駅に行く通り道の上り坂。
(3駅利用できますが、
この辺りは共通)
家から100ヤードぐらい、
車で来る人に
「桜の木を右折」と
説明して、この坂を
下って来てもらいます。
角に大きな桜の木があるのです。
この角の会社が廃業して、
土地を売ってしまった、
と聞きました。
かなり大きな土地です。
マンションになるのだと
推測されます。
見事なソメイヨシノも
切られてしまうのだと
噂されています。
初秋に寒い日が続いたり、
一定の条件で、
秋にも花が咲くことがあります。
この桜は、何度か
秋に花をつけたシーンを
見たことがありました。
サラリーマンだった頃、
この角を曲がって、
何度もこの桜を見上げて、
足を止めたことがありました。
「負けるなよ」
と笑ってくれているようで、
助けられたことがあったのです。
1本だけに絞れば、
この桜の木が
最も思い入れが強いもので、
最期の花なのかと思うと
『一日でも長く、
咲いていてくれ!』
と見上げています。
日曜日は、緑の葉が出て、
もう十分だよ、と
笑っているように見えました。
土曜日は、いつものコースで
早咲きの山桜が開花して、
あまりの早さにドッキリしました。
移ろう季節に
心がついて行けません。
それが今年の春なのだと
忘れないようにします。