20171229

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: スイング改造の壁🄬



プロゴルファーの経年変化を見ているとよく分かります。


少なくないプロも
 👹正面の無い
 👹体の正面でインパクトしない
 👹体を開いた
 👹こすり打ち
 のスイングです。

放っておけば 右回転の『スライス』です。
img_849654_25726387_0

にもかかわらず 練習や訓練によって
編み出した それぞれの方法で
本来の球である『スライス』の逆球を打っています。
本人は それを『ドローボール』と呼ぶのでしょう。

体の回転通りに
体の回転で直にクラブを動かし入れば
ある程度、万人に共通するコツやタイミング
…動きが大雑把ですから  …存在しますが、
手の振りでクラブを動かしていると
とても精密な細かい作業です。
ちょっとしたタイミングのズレやコンディションが
かなりはっきりと影響を及ぼしますし、
ドライバー・アイアン・ウエッヂ・パター と
共有した動かし方ではないので、
どれかが上手く行かない
どれかだけ上手く行かない
ということが往々にして発生してしまいます。

筋力もあり、体力もあり、
練習量をこなしても体が痛みにくい年齢…
スポーツ選手であれば 20代半ばまでは
問題ないを感じないかも知れませんが、
疲労の回復や筋力の衰え、
歳をとると分かりますが、
脳みそと感覚と命令にズレ というか
タイムラグが発生し始めます。

多くのプロゴルファーは
自分の自分のスイングを構築していますから、
その年齢になって、調子を崩して
誰かに教わろうとしても
自分独自の感覚、自分独自のタイミングは
誰にも治しようも、伝えることも、伝わることも
不可能に近い 完全に孤立した領域 です。

これは全員とは言いませんが、
きっと…プロゴルファーの多くは
理屈や理論でスイングを造っていません。
数打って、球を見て、成績に応じて
練習の中で いつの間にか培ってきたもので
絶対に正直には言ってくれませんが、
今のアドレスやグリップだって
意図的に作ったもの…というよりも
いつの間にか そこに行き着いた と言うケースが
少なくない筈です。
スナップショット 1 (2013-01-17 23-44)

調子を崩し、理屈を考え始めると
理屈や理論で造ったスイング・動作ではないですから
感覚や結果を重視して出来上がったものに
後付けで理論を加えようとすると
かなり混乱すると思います。

体の回転で直にクラブを動かしていれば
同じことをしている人とは
共有なタイミングとか、動かし方のコツ の
アドバイスをもらうことも出来ますが、
そうで無い場合、そこで教わる というのは
言葉悪いですが、気休め、というか
気分転換に過ぎないと思います。

他のスポーツでもそうですが、
そこそこ活躍し、外国に出ると、
コースのコンディションの違いや
選手の「飢えた」感覚と言うギャップに戸惑います。
特に コースの場合、
総合的に日本のように整えられたゴルフコース
ゴルフ環境と言うのはほとんどありません。
コースで言えば、フェアウェイであっても
ボールはかなり沈んでいます。

フルショットであれば、チカラやスピードで
沈んだライからでも問題ありませんが、
中途はスピードで打たなければならないアプローチでは
正面の無い 煽り打ちのスイングには
とても難しい状態です。
打たなければならないけれど加減も必要…という…。

多くの選手はここで壁にぶつかります。
スナップショット 1 (2012-11-18 15-40)

ボールの位置を模索し、クラブを模索し、
🗾にいる時よりも よりアプローチとパターに
練習時間を割くようになります。

元々 無理な体使いをしていますが、
前傾姿勢の深い アプローチとパターに時間を割きますから
より体への負担が大きくなり、痛み始めます。
また、体の無理が効かない年齢に差し掛かり始めます。

誰かにアドバイスを貰いたくとも
自分のスイングは「自分だけ」のモノなので
そこであがくことになる訳です。

日本のプロゴルファーの苦しむ年齢
 20代半ば~30歳 は
アマチャアにとっての
 55代半ば~60代前半に匹敵するでしょう。

正面の存在しないスイングを感覚で作ってきた人は
その年齢に差し掛かると 距離もスコアも
かなり変わってきます。
10年~20年と 軽いヘッド・硬いシャフト の
クラブを使って来ていますから
クラブを上手く利用して、助けて貰う ということも
なかなか出来ません。
スコアに固執し易くなるので、スイングも変えられず
かと言って 身体能力的には飛距離は落ち、
クラブの恩恵も受けられない。。。 どうするんでしょうね
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