20170704
ModernSwing21: 先に腰をいれて インパクト!?
Question
基本的にドライバーはアイアンよりも先に腰をいれて
インパクトに入る。これは間違ってますか?
Answer
どう打とうと自由ですが、ゴルフは楽しむ事が基本です。
目的や目標によって、その人が楽しめば良いのですが
その楽しみ方には色々とあります。
競技ゴルフを目的とし、60台をコンスタントに出せるゴルファー
を目指すという目標がある人でしたら、より効率の良い
ワンスイング理論を推奨します。
スイングはフォームもリズムもタイミングも
全ての番手で同じにするという、ワンスイング(One Basic Swing)
という理論がジャックニクラウスの推奨するシンプル化です。
この理論から見れば、DRはアイアンよりも先に腰を入れる
というフォームは間違っているのですが
タイミングが多少違っても良い当たりはします。
良いスコアをキープするには何が重要かです。
それは毎回同じスイングをするという再現性です。
同じスイングとは何度振っても同じ距離が出せて
思った方向に打ち出して、思った場所に止めることがきる
ということです。
ワンスイングとは番手が変わっても、
同じ感覚で振ってこの思った事ができるという技術で
より混乱やミスが少ないというコンセプトです。
したがって、13本のフルショットをする時には、前傾角、球との距離
アームシャフト角、スパインシャフト角などの規則性を守り
速度とリズムも一定にするということになります。
アイアンとDRで違うのはヘッドの軌道距離です。
DRはトップでは深くなりますので、その分だけ走る距離が長いのです。
これを同じタイミングで打つには、どうしたら良いのでしょうか?
同じ時に始動し、同じ時間でフィニッシュとなると
どこかで時間調整が必要となります。
たとえばPWでは肩は90度近く回っていますがシャフトは60度、
DRも同じように肩は90度以上回っていてシャフトは水平です。
この差は右肘を曲げる角度でほぼ決まりますが、右腕を曲げて引き寄せるほど
腕の張りが大きくなって長い番手ほどパワーが加わります。
この切り返し部分ではPWは静止していますのでリズムも同じになり
手は同じ速度で上げて、同じ速度で下すということになります。
PWでは左腕はトップで10時だとします。
DRは12時だと仮定します。
するとDRが10時から12時まで動く間は、PWは10時で静止して
待っているということです。
違いと言えばこの部分だけですが、時間割のリズムとしては同じです。
体重移動や体の動きなどは、どの番手も同じタイミングに動く事で
ワンスイングが成立するのです。
腰だけ先に回したりのリズムやフォームを番手ごとに変えることは
できない事はありませんが、何種類ものフォームやタイミングを覚える事になり、
よりシンプルに一種類のリズムで打つ方が定着期間も短く、混乱やミスを
減らす事ができると思います。
from ModernSwing21