全米オープンでは15位タイでしたが、先週のクイッケンローンズでは64位タイに終わったデシャンブー、ゴルフ史上でも稀な個性をもつ選手であって、かつ、良い結果も出しているものの、プロ選手としてはトップクラスとまでは行けない状況が続いています。
そんなデシャンブーのスイングは、左足体重でスイング中ずっと左荷重を感じるスイングでした。だから、左一軸スイングなのかというと、そうではなく、右軸スイングと言える、ということでしたが、それはなぜか?
上の図でわかるように、デシャンブーのスイングの力のメカニズムの根底と言える動きは、右足が動かず、左の足腰が左に回転しています。これは、右足が軸となって、腰が回転し、その力を原動力としてスイングしているわけです。
だから、右足は決して蹴られることはなくベタ足になっているし、頭だって右に残して動かないのです。そんなわけで、左荷重で右への体重移動とかはないですが、スイングの力学的システムは、右軸スイングと言えるのです。
言うまでもなく、軸というのは回転軸のことを言います。回転軸というのは動かず、回転運動の中心になるところです。よく、バックスイングでは右、ダウンでは左に軸を移してスイングする、みたいな表現がありますが、左軸になるということは、右サイドが飛び出す動きになります。そうなると右で押すスイングになります。するとスライスをはじめ、様々なトラブルの元になります。ノーマルなスイングでは、バックスイングで右足内で体重を支え、ダウンでは左足に体重移動します。しかし、軸は右です、ただし、この軸は、少し左にスライドする軸です。デシャンブーの場合、右への体重移動がなく、軸のスライドがない、という点がよりシンプルと言えばシンプルと言えるスイングです。そういう違いがあるだけで、決して、左軸でスイングしているわけではありません。左足体重と軸の位置を誤解してしまっている人が多いかもしれませんので、そのあたりは誤解のないようにしたいですね、と思いつつ、今日もレッスン公開です・・・
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from まる得!ゴルフレッスン公開