国内女子ツアー「ニトリレディース」(北海道・小樽カントリー倶楽部)は、初日から首位のイ・ボミ(韓国)が5バーディー4ボギーの71で回り、通算7アンダーで今季3勝目、ツアー通算11勝目を挙げ、今季の獲得賞金額は約1億3670万円となり、賞金ランク2位のテレサ・ルー(台湾)との差を約5184万円に広げ、初の賞金女王へ独走態勢を固めた。2打差2位は渡辺彩香、3打差3位には穴井詩が入った。
「ニトリレディスゴルフトーナメント」成績
初日から首位だったイだが、最終日は難コースに苦しみ、前半は2バーディ3ボギーと1つスコアを落とし、2つスコアを伸ばした渡邊に首位の座を譲る苦しい展開だった。そして後半に入りイが12番ショートでカラーからの3パットでボギーとし、その差は3打差に広がった。しかし、今季2勝を挙げているが、2位が7回というイは、「2位は嫌だ」と言わんばかりにここでスイッチが入った。13番14番の連続バーディで1打差に迫り、15番でも5mのバーディパットを先に決めると、渡辺の方にプレッシャーがかかり4mのパーパットを外し逆転。続く16番でも渡辺がパーパットを外し2打差となり、イがそのまま逃げ切った。逆に渡辺は14番までノーボギーだったが、終盤の痛恨の連続ボギー。前週に引き続き、優勝のチャンスを逃してしまった。
イはこれで今季3勝目。賞金ランキング2位のテレサ・ルーが既に3勝を挙げているが、イが2位に7回も入っているため賞金ランキングではイがトップを走っている。しかし、これで優勝回数でも堂々のトップタイとなり、亡き父と約束した賞金女王に向かって独走態勢となった。 from ゴルフ大好きおやじの「GOLF DIARY」