20150413

まる得!ゴルフレッスン公開: レッスン公開222-42

イガーの復活で、いつもより盛り上がり、ダフ屋の切符も価格が跳ね上がったらしい今回もマスターズも、ようやくその幕を下ろし、熱戦の舞台は静寂を取り戻しました。いつものことながら、あの熱戦と静寂の表彰式の対比は、とてもいいものでしたね。


試合結果は、スピースが最終日もスコアを伸ばし、-18はタイガーが97年に出した記録タイで優勝しました。二位はローズとミケルソンが-14、そして4位がマキロイの-12、でもって単独5位に入ったのが、最終日にボギーフリーの-6でラウンドした松山選手でした。ラウンド後のインタビューでは、滅多に満足なプレーだったとは言わない松山選手が、今日のプレーは流石に満足だったようで、四日間今日のようなプレーができるように練習したいと、笑顔で応えていたのが印象的でした。


そしてタイガーは、バーディーパットを連続でミスした後、ボギーが二個先行する苦しい展開、というか、その時点もう逆転はあり得ない状況でしたが、そこへもってきて9番ではセカンドで手を怪我するアクシデントショットもあり、結局+1は通算-5フィニッシュとなりました。しかしながら、復帰第一戦でのこの結果は、今後の復活劇を予感させるものではあったと思います。ただ、タイガーはスイングをジュニア時代のものに直していますが、トップも昔のちょいクロトップにしていて、結果、ダウンでクラブがインサイドに落ちるミスが多かったので、このままこの形で完成したとして、今回のようにティーショットが乱れなくなるのか?次回の戦いが楽しみです。因みに手の怪我は、しばらく痛みは残るものの、徐々に回復するだろうということです。


さて、今回優勝したジョーダン・スピースは、全米ジュニア二勝という、タイガーの三連覇に次ぐ記録を持っています。また、16歳の時に出場したバイロンネルソンでは16位に入ったということなので、その才能の非凡さからすれば、今回の結果は不思議ではないでしょう。スピースのお父さんは、大学で野球部、お母さんはバスケ部だったそうで、つまり、アスリート一家に生まれたわけです。そこへもってきて、学生時代はテキサスの暴れ馬といわれるほど気性が荒かった、ということは、気が強かったわけで、だからこそ、今回の最終日でも動じることなく優勝できたのだろうと思います。


今回のスピースは21歳での優勝ということで、タイガーに次ぐ若さでの優勝でしたが、これほどの結果が出せたことの元には、アメリカのジュニア世界の層の厚さということがあるように思います。アメリカのジュニアゴルフの層はとても厚く、そこで頂点に立つ実力と言えば、日本ならツアー優勝が軽くできるようなレベルのようです。そんなふうにジュニア時代から鍛えられているから、スピースのような選手が生まれるのでしょう。もちろん。日本からも松山選手が生まれていますが、アメリカの選手にとってはアメリカは地元であり、子供時代から育ってきた環境なので、そこで勝つことは凄いことではあっても、日本人が勝つ場合のプレッシャーよりも、かなり小さいものだろうと予想できます。つまり、日本人でマスターズに勝つには、今回のスピース以上の実力が必要になる、ということです。そうなると、松山選手でも簡単ではなく、今後、どれくらい成長できるのか、ただ、時間が経つほどにアメリカの層の厚さを感じて重みは増すので、実際にはこれからの2〜3年が勝負ではないかと思われます。


果たして、松山選手はマスターズに勝てるのか、或は、今後日本から勝てるような選手が出てくるのか?或は、錦織選手のようにアメリカでゴルフ修行をした選手で強い選手が出てくるのか?果たして、どうなるのかな〜と思いつつ、今日レッスン公開をお楽しみください・・・


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