今回、パーゴルフでの連載
「適度な深さのクラブ知識ギアマニ予備校 」に関して
各ヘッドのスペックの平均値が必要で、
アイアンの分析を行ないました。
元々、私のフィッティング自体は
受けるプレーヤーの使用履歴から、スペックを判断するので
市場の平均値はあまり必要でないのと、
特にアイアンに関しては、
9割が軟鉄要望の方が多いため、
あえてアイアン全体の分析は行なってきませんでした。
ある意味、今回の連載がきっかけで、良い勉強になりました。
分析対象は2013~2014年の発売モデルが中心で、
SUS鋳造系41 モデルを分析しました。
全体と比較(平均値)したのが下記の一覧
構造 | F.P. | 重心距離 | 重心角 | 実重心高 | 実重心深 | SPIN |
SUS鋳造 | 2.0 | 40.9 | 12.6 | 16.9 | 10.6 | -223.4 |
IRON全体 | 2.7 | 37.3 | 11.4 | 17.0 | 9.1 | -215.7 |
操作性が大きく違い、
重心距離が約3mm以上長い
最大44.7mm 最短34.9mm
メインは40mm以上が24モデル(全体の約6割)
37mm台~40mm未満が(13モデル 約3割)、
36mm台以下(4モデル)
重心角が1.2度大きい
最大21.1度 最小8.5度
重心深度も深い
重心高さは、重心深度が深いにもかかわらず
低いのが特徴
F.P.は2.0と小さめ
いわゆるグースの強いアイアンが多いと言うことです。
まとめ
総合的には、単一素材の軟鉄とはま逆で
オートマチックな操作性のヘッド が多く
重心距離は長いが、重心角は大きく
重心は低くて、重心は深く
上がりやすいのが特徴
次回、複合構造アイアン
13本のマッチング診断は下記から
from もっちゃんのゴルフ(ギア)の真髄