20141225

元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: クラブセッティングのご相談です

【質問】

「いつも興味深く拝見させていただいてます。

早速ですが、クラブセッティングについてご教授下さい。

私はHS42~44、ドライバー飛距離240Y程度のHC10、アベレージゴルファー、少しのドロー系が持ち球です

。3Wと5Wのシャフト選びで悩んでおります。ヘッドはアキラプロトのH214、H217を使用予定です。

現在は、1W、エポンAF153(9、5)ファイヤーエクスプレスRB6S、45.25インチ。3UT(20)、4UT(23)アッタスHV95S。4~PW三浦CB1007、DGXP 300S。52、58はDG200S。

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アイアン、ウェッジは違和感なく、またUTについても軽やかな弾き感があり重宝してます。飛距離についても一番長い2UTで凡そ190~200Yでしっかり階段が作れており、満足しております。で、あと3Wで220、5Wで210程度の距離を刻みたいと考えております。3Wについては技量的にもロングの2オンとかではなく、短い狭いホールのティーショットがメインと考えており43.25インチで組みたいと考えてまして、5Wはティーショットは勿論、地面からのショットの全てを想定し1インチ下がりの42.25インチで考えてます。

ドライバーは最近変えたところで、以前はアキラプロトH310(10)、初代ファイヤーエクスプレス 65SR、44.75インチでした。振り込みにいくと柔さを顕著に感じ、右へボケてしまう為、少ししっかり感が欲しくなりファイヤーMAX65Sと打ち比べし、今に至ります。今のは結構捕まり仕様な感じで右にボケる玉が出ない為、逆にしっかり振れて距離は伸びてます。

以前のFWは3WのみでアキラプロトM315、ファイヤーFW75Sでしたが、これも振り込みにいくと柔さが気になり、今は手放しました。



候補はランバックスFWかスピーダーFWです 。ランバックスは試打しておらず、スピーダーは試打できてます。手元にしっかり感があり先の走り感、弾き感は爽快でアッタスHVとの相性はいいのかな?と思ってますが、ファイヤーRBとは違和感があり、クラブ全体の流れを考えると、?、で悩んでます。スピーダー自体の感想は先ほどの記述どおり良好ですが、少し左サイドは気になるところはあるのは不安なところです、、、。

ランバックスが試打で

きないですが、雑誌等ではファイヤーRBとの相性はいいのかな?と勝ってに考え悩んでおります。クラブセッティングトータルも含め、ご意見お願い致します。」






【回答】

長さに関しては60度法か、それ以外(ヒールエンド法など)かによって実質的な長さが異なります。

文面から察するに、ヒールエンドだと思いますので、それを前提に書き進めます。

フェアウェイウッドをティーショットメインで使いたいのなら、少し先がしなるシャフトでも大丈夫です。

地面から打つ場合はあまり先がしなるとトップしやすくなるので良くありません。

ランバックスFWは全体的に癖なく、先端が相対的に硬めになっており、地面から打つフェアウェイウッドシャフトとして、とても良いです。

また、DG XPとの相性も良いです。

UTのアッタスハイブリッドは手元が硬く、先端が軟らかい先調子系で、XP、ランバックスFWとの相性はあまりよくありません。

マミヤのシャフトは手元が硬いものが多いです。(4Uは異常に手元の軟らかい特異シャフトですが。)

プッシュアウトを嫌うということは手元が硬めで、先端が軟らか目のシャフトが良いのだと考えれます。

ドライバー、フェアウェイウッド、共にアッタス5、アイアンはNS1150あたりがマッチします。

あくまでアッタスハイブリッドを中心に合わせた場合です。

あとはスイングタイプなどにより、そもそも、どんな剛性のシャフトが良いのか、どんなスイングをしていきたいのか、などの問題が絡みます。

そこもクラフトマンと相談していくとベストです。

フェアウェイウッドはチップカット長、仕上がりのシャフト全長、重量帯、フレックスなどの要素が絡むことで剛性が変わりますから、工房がウッド用シャフトの加工データ(剛性データ)を蓄積しているかどうかが大事です。

フェアウェイウッドはノウハウが発揮されるところと言えます。

事前打ち合わせで仕上がり予想の剛性図を見せてくれると良いです。

そうしないと、毎度毎度、抽象的な説明に終始し、感覚的なことを続けることになり、出費がかさんでしまいますし、いつまで経っても納得感が出ません。

できるかぎり定量的に判断することで成功確率が上がります。



 

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