ゴルフクラブの長さは番手ごとに異なり、
その理由は ヘッドの重さと運動 の掛け算が作り出す
破壊力を
✪ボールの打ち出し速度
✪ボールの打ち出し角度
✪ボールの回転量
に振り分け、目的…お望みの飛距離に応じて
振り分けるために有る。
正確にイコールという訳ではないが
ゴルフクラブは長さによる ヘッドスピードの違いだけ
でなく、半インチ短くなる毎に 7~8gヘッドが重くなるコト
によって、ほぼ均等な破壊力を持っている。
故に ドライバーの長尺化 とは
入射角度が緩くなることによって
ロフトの少ないものが使える・・・筈 ということが
飛ぶことの要素 であって、
同じロフトでの 一般的な長尺化は
長さが増える⇒ヘッド重量が減る
ということで、破壊力は変わらない=飛距離は伸びない。
長尺化⇒入射角度が緩くなり
スピンを減らし、打ち出し角度が取りやすくなるという
ところプラス、製品ロフトが減らない限り(減らせない限り)
飛距離の増大にはつながらない。
ヘッド重量を減らさず、長さを増やしても
ボールの飛びの三要素を上手に配分できないから
やはり 飛距離の増大にはつながりにくいし、
バッグの中に入った その他のクラブとの相性も
悪くなりやすい。
だから、逆に言うと
他のクラブとのバランスを崩さない限り、で
ボールの回転量や打ち出し角度の無駄 で困っている人は
同じロフトのまま、クラブを短くすれば
それを解決できるチャンスが生まれるというコトでもある。
あ、勿論 短くする分、ヘッド重量は増やさないと
ただ シャフトをぶった切るだけでは
シャフトの運動量が減る プラス ヘッド重量が足らなくなる
ので 飛距離減衰になってしまう。
余談ではあるが、コースでのゴルフは
ドライバー~アイアン~ウエッヂ~パター
ドライバー~フェアウェイウッド~アイアン~パター
アイアン~ウエッヂ~パター
ドライバー~ウエッヂ~パター
とランダム・交互にクラブを使っていく
連続して 同じクラブを使うケースはとても少ない。
試打会で『そのクラブ』を連続して打つのと
購入して、自分のバッグに入れて使うのでは
『そのクラブ』は変わっていなくとも
『そのクラブ』を使う環境は劇的に変わる。
ゴルフクラブは その製品のロフト角度 だけでなく
長さによる ヘッドの入射(下方向)角度によって
エネルギーを 速度・角度・回転 に振り分けている訳で
クラブの長さも 製品のロフトの一部 と考えて
間違いではないだろう。
理論値というか、理想値では
☞最高到達高さは全番手同じで
☞その位置が番手によって異なる ということになる。
届く高さが 20~30メートル として
ドライバー(ロフトが少なく・長さのあるモノ)ほど
その地点が奥・遠くになり
ウエッヂ(ロフトが大きく・長さの短いモノ)ほど
手前になる と言う感じだ。
長さの変化による ヘッドスピードの変化もあるが
✪製品のロフト
✪そのロフトに応じた長さ
✪ヘッド重量
が ボールの速度・角度・回転 という 飛びの3要素を
振り分けていくのだ。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります