元祖、飛びのスプーン
2012年に突如生まれて、文字通りロケットのように駆け抜けていったブランドが「RBZ(ロケットボールズ)」です。
発売前から、ツアープロが17ヤード飛距離が伸びたという事で、空前の大ヒットクラブになりました。未だに、並行物で新品が売られていたりしますね。
このクラブが値下げして、10000円前後になったことで、中古ゴルフショップでは、他のFWが売れなくなったなんて話も聞きます。
先日、飛びのスプーンと名高いクラブを色々持って行って、打ち比べしたのですが、意外とこのクラブがいいんですよね。今打ってもかなりいい。飛ぶし、ヘッドが大きくて安心感があります。
僕は溝で初速が上がるという話は、あんまり信じていませんが、溝があると感触は確かに変わりますね。「RBZ」の感触とか打音は、溝の効果が感じられて気持ちいいです。
ヘッドが大きく、しかもディープなのでボールが上がりにくく見えるのですが、いつ打っても意外と拾えます。ティーアップすると、かなり飛距離が稼げるし、いいFWです。やはり売れるには理由がありますね。
今、使ってもコストパフォーマンスが高いと思います。
一応、ステージ2
一応、ステージ2も持ってきました。
初代「RBZ」よりもさらに10ヤード飛ぶという触れ込みでした。
溝が大きくなって、かなり低スピンなんですよね。
それを補うために、シャローでボールが上がりやすくなっています。
しかし、僕が打つとライナーが強烈。
ティーアップすると、ちょっと上がりすぎる感じもあり、初代「RBZ」に比べると、ちょっとバランスが微妙な感じです。
でもハマる人は少なくないでしょうね。
ヘッドスピードが速くて、スピン量が多い人。シャローフェースが好きな人。スプーンで距離をしっかりと稼ぎたい人なんかはいいと思います。
最初に見た時は、びっくりしたクラウンのデザインですが、今みるとあんまり違和感もないですね。
むしろ打ちやすそうな感じ。
地面から構えると安心感はありますね。でもラフとかだと、結構ドロップします。いいライ限定で使う感じですね。
キャロウェイ「X HOT」も
キャロウェイも一応持ってきました。
昨年、大ヒットした「X HOT」です。
出た時は、いくら「RBZ」がヒットしたからといって、FWをプロモーションの中心に置くのは危険すぎると感じましたが、結果的にはキャロウェイはこの賭けに勝ちましたね。石川遼プロとの契約もあり、昨年から勢いを感じます。
このクラブはいいですね。
3本打ち比べると、一番飛んで安定してるのが「X HOT」でした。一発のトビはテーラーのほうがあるんですけどね。
「X HOT」は厚みがいいですよね。
適度にシャローで、地面からも安心感があり、ティーアップしてもなんとなく打ちやすさがあります。
以前の記事「300ヤードスプーンの続き 〜キャロウェイ「X2 HOT」FW〜」で紹介しましたが、個人的な好みで言えば「X2 HOT」のほうが好きです。
でも、ヘッドスピードが遅めの人はこっちのほうが合う気がします。
最近、僕はキャロウェイづいていて、ドライバーも「X HOT」を使ったりしてますが、そんなこともあって構えやすいですね。上からみると、意外とオーソドックスです。
どうして、これだけFWを持ってるかというと、安くなったのもあるんですが、この3本、特に「RBZ」と「X HOT」はクラブの歴史に残る名器だと感じるからです。フェアウェイウッドの常識が変わりましたね。
具体的には、距離が出ること。地面からでも、ティーアップしても距離が出て、しかも打ちやすい。スプーンというクラブの方向性を決めたと思います。
ティーショットで、ドライバーでなくスプーンを使うときは、刻むわけなので、ある意味飛距離を犠牲にするわけですが、そんな状況でも飛距離と方向性を両方求めるような、欲張りな性能になってきたなと。
3本打ち比べた結果、ティーアップした時の安心感で、初代「RBZ」がいいなと思ったんですが、もうすぐ発売してから3年。ちょっと安っぽくなったこともあり、もう少し物色してみようと思います。
最近は、チタンFWでも良いモデルが出てますしね。
from 東京ゴルフギア旅団