日本女子プロゴルフ選手権が終了しました。
鈴木愛さんがレギュラーツアー初優勝をメジャータイトルで飾りました。おめでとうございます。
最終成績は以下の通りです。
優勝 -5 鈴木愛さん
2位 -4 成田さん、穴井さん、申ジエさん、イナリさん
6位 -2 リエスドさん
7位 -1 上田さん、大江さん、黄アルムさん
10位 +1 笠さん、絵理香姫、ジャンウンビさん
13位 +2 原ちゃん
14位 +3 前田陽子さん
15位 +4 大山さん、藤田さん、渡邉さん、琴乃ちゃん、中村香織さん、イチヒさん
以下、主な選手
21位 +5 吉田さん、表さん
25位 +6 真夕さん、井芹さん
30位 +7 諸見里さん、佐伯さん、光里さん、福田真未さん
39位 +8 茜さん、森田さん、藤本さん、豊永さん
45位 +9 木戸さん、酒井さん
48位 +10 北田さん、全さん
55位 +12 金田さん
61位 +14 福嶋さん、茂木さん
65位 +15 比嘉さん
マスコミは鈴木愛さんが藍ちゃんの記録を抜いて最年少記録更新という部分に注目していますが、誕生日の回りのこともありますので、大した問題ではありません。
むしろ、レギュラーツアー初優勝で公式戦を優勝したことが、今後の彼女にとってどのように影響していくのかが気になります。
追いかける面々との比較で、鈴木さんが逃げ切ることは至難の業と思われていましたが、1番と2番の連続バーディで流れを掴みました。特に2番のロングパットが決まったことで精神的に楽になったと思われます。何度も詰め寄られたものの、追いかける選手がポイントポイントでボギーを叩いたことも鈴木さんを楽にしました。
鈴木さんは、選手権前の時点で平均ストロークが43位、パーオン率83位ながら、平均パット数13位、リカバリー率20位でした。いつも当たり前のようにパーオンしてくる選手が難コースに手古摺ったのに対して、パーオンできないことは当たり前でもリカバリーすることでスコアメイクする鈴木さんにはいつもの展開だったのかも知れません。また、コース経験もプロテストだけでなく昨年のサードQTでもありましたので、一番豊富なコース経験があったことになります。昨年のサードQT組が結構善戦していることも、それを裏付けています。
何よりも20歳で優勝したのですから、今後が楽しみな選手です。ただ、まだ「日本一」の選手ではありません(笑)。本人は勘違いするタイプではないようなので安心しましたが、彼女にとって2勝目を挙げるまではかなりの重圧となるでしょう。そして、「選手権で優勝して終わり」という選手にならないことを祈りたいです。
琴乃ちゃんは、最終日は71と、アンダーパーで回ってくれました。8番でまたしてもボギーを叩いてしまいましたが、3日間パー以上の無かった15番でパーを拾い、18番をバーディで締めくくって、後続の上位選手がスコアを崩したために、順位も15位まで上げました。8番と15番だけで8打も失ったのですが、これを上手く乗り切るコースマネジメントができれば十分トップテンだったでしょう。それでも成長の跡が見えました。女子オープンでリベンジして欲しいと思います。
さて、エビアン選手権は3日目が終了しました。
首位はキムヒョージュさんが返り咲きましたが、スコアは8アンダーと停滞しています。初日の10アンダーは驚異的だったことがわかります。優勝争いは面白くなりました。
日本人選手では、彩子さんが1アンダーの15位タイ、さくらちゃんと美香さんは4オーバーの41位タイとなりました。
さくらちゃんの3日目はジェットコースターのようなゴルフでした。彼女には珍しいパターンです。
パーオンしたホール数が15でしたが、1イーグル、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーという内容でスコアを4つ落としてしまいました。
前半3ホールで5打も落としていまい、故障の影響を心配したのですが、イーグルも獲り一時は2オーバーまで盛り返しました。ナイスカムバックと思ったのも束の間、16番をダボとしてしまいました。
パーオンしたホールは15なのでショットが悪いわけではないですが、パット数が35というのは酷いですね。パーオンできなかったホールが3ホールしかないのに、スコアを落としたホールが6ホールもあるというのが信じられません。
パットが良くない状態が続いていますが、パットが良ければ・・・というのであれば国内ツアーに戻ってからの期待もできます。あと1日、イーブンパーまで戻して欲しいという思いはあります。
from VIVAさくら&琴乃VIVA女子ゴルファー