20190830

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ヘッドの入射角度は意外に重要‼ ①



ヘッドの入射角度 と言う言葉、
どう言うものかは理解できると思いますが、
ゴルフ、スイングの用語としてあまり使われていません。
その言葉そのものに 「?」 ピンとこない方もいらっしゃいます。
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入射角度は
その言葉の通り ヘッドの高さ を単位に
どの位の高さから ボールに向かって入ってくるか
 です。

ですので 45インチのドライバーと
35インチのウエッヂでは 長いドライバーの方が
水平に近い緩い角度からの入射、進入になり
短いウエッヂは逸れに比べ、急激な角度からの進入になります。

☆この入射角度は本来、
そのクラブの長さそのもの、ではなく
そのクラブの長さによっての前傾角度によって生まれますが、
今回はそこのところは割愛します

同じようなヘッドスピード、年齢、体格の人が 同じクラブ を打っても
距離や高さ、スピンなど 違いが生まれるのは
この入射角度が個別に異なる、個性があるからです。


✋地面に対するインパクト時のヘッド姿勢は同じ と仮定すると
緩い角度  で入射すると 飛び出る弾道は高くなり、スピンは少なめなります
キツイ角度 で入射すると 飛び出る弾道は低くなり、スピンは多めになります


ゴルフクラブはその使用されるロフト角度 によって
適合長さがあります。
長さがあり ヘッドスピードが上がるとは言え ロフトのキツイ(立った)モノは
ヘッドスピード要因だけでなく、その長さによって ロフトを援助している と言った具合です。

考え方を変えれば 入射角度もロフトの一要素、両方でロフト と言えるかも知れません。

仮の話では インパクトロフトを固定していましたが
緩い角度で入射する時は インパクトロフト姿勢そのものも大きくなり易く
キツイ角度で入射する時は インパクトロフトそのものも小さく(ロフトが立つ)なり易く

思っている以上に その差は大きいモノ です。

そして、あまり誰も言いませんが
ゴルフクラブの構造上、角度は複合体であるが故に
ロフトが変わってしまうと ボールの飛び出る方向
フェースの向きも変わってしまうので
平面的な見方だけで ボールの方向 は決まりません。
距離や弾道ばかりでなく、方向安定に関しても
似たような入射角度、似たようなインパクトロフト というのは重要です。



打つ時にミスってしまうのは仕方ありませんが、
事前に球筋、それを司る大きな要素、入射角度とインパクトロフト姿勢、
繰り返しますが、これを司るのは
そのクラブの長さ による前傾姿勢 です。
前傾姿勢が司るから 多少のミス、ブレがあっても
その幅は許容範囲で済むのが 本来のゴルフスイング理論 なのですが・・・
ダウンスイングを腕の振り で行ってしまうと
入射角度と前傾姿勢には 関連性が無くなってしまいます。

例えば 限りなくマシンのように からだの回転で打てる人がいたとしても
左足上がりでは 入射角度は若干緩くなってしまい
通常よりも 打ち出し角度は高く、スピンは少なめになります。
左足下がりでは 入射角度は若干きつく成り
通常よりも 打ち出し角度は低く、スピンは多くなります。

からだの回転で打つ と言う前提の上 でです。

これを 手で振ってしまうと
クラブや腕の遠心力が からだの回転で打つ以上に多くなるので
その左足上がり加減、左足下がり加減が更に増す ような
からだの姿勢になり その違いは更に多くなり
ダフリやトップなどのミスに到達するまでになってしまいます。

平地でボールを打っていても
ダウンスイングで まだまだボールに当たっていないのにS20190309-2_Moment
右足(右打ちの人)のかかとが上がっている人を見かけます。
もしかしたら 少なく無いかも知れません。
評論と言う形で言わせてもらうと
右足のかかとが浮いていることは問題ではなく
無意識の内に右足のかかとが浮いてしまう原因 が問題です。
そうなってしまうダウンスイング、インパクトへの進入では
入射角度=前傾姿勢、前傾姿勢と入射角度に関連性が無く
手の振り加減によって 入射角度が生まれてしまうので
そのバラつきは 前傾姿勢=入射角度 の人よりも
遥かに大きなものになってしまいます。

from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります