地面に置いてあるボールを基準に
その高さを ゼロ とすると
クラブの種類や肉体的な多少の差はあっても
ヘッドの一番高くなる時の高さは2m50位になります
0⇒2m50⇒0⇒2m50
と考えると 大きくクラブを腕で動かさなければ
いけないような 錯覚 に陥りますが
実際には そうではありません。
この写真をご覧ください。
こと上半身に関しては 変りはないのですが
地面基準にすると ヘッドの高さ変化が起っています。
この練習は脚のトレーニングが目的ですから
腕は殆ど動かしていない にもかかわらず
この地面基準に対しては ヘッドは 靴の高さから
ベルト~へその高さ まで 動いています。
この場合 1m20位の高さまで 高くなり
そして 靴~地面の高さ まで低くなっています。
しかし 動作として あげたり 下げたり
しているのではないことが分かると思います。
この2枚の写真 インパクト付近~フォロー ですが
これも 腕の動作として クラブを上げているのではなく
単に 前傾姿勢&向きの変更 が あるだけです。
慣性や構造上の特性を除けば
クラブの高さの変化 の主力エンジンは
前傾姿勢&体の向きの変更 によって起こるのです。
運動中 動作中に 前傾姿勢を維持しようと
意識するモノではありません。
正しい言い方をすれば 前傾姿勢を維持しなければ
ならない、維持してしまう脚の使い方を
憶えれば良いだけで ま どちらにしても
ヘッドの高さ変化を生む 主力エンジンは
体の向きを変える 脚の働き である
ということなのです。
本当は脚の仕事... 全部とは言いませんが
脚の仕事である クラブヘッドの高さ変化を
部位として その対極にある 腕や手で
作ってしまったら 上手くいかない...
長い棒の先に 重さがあって
その重さは 全体の重さの6割~7割もある。
しかも 先端の打撃部分は偏重した歪な形で
ルール上も構造上も 立体のある面でしか
打撃することが出来ないし 距離を打ち分ける
為の番手によるロフト構成の隣同士の差異は
3~4度程度しかない。
脚に比べると 筋力も弱く クラブの不可抗力の
影響力を大きく受けやすい 腕や手で
運動させると 15キロ~20キロ 相当の
負担になる ゴルフクラブを クラブヘッドを
上下に動かしてしまったら 上手く生かすのは大変。。。
筋力や体力があって 練習量豊富な状態であれば
維持できるかもしれないけれど。。。
出来る出来ないは別にしても
クラブヘッドの高さ変化は 腕ではしない
と考えてから スウィングを始めることのほうが
近道だと思う。
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります