20190302

元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ: シャフト選びのご相談です

【読者様からの質問】
「倉木真二様 はじめましてこんにちは
おつかれさまです 最近ここのブログを
知ったのですが
アイアンシャフトの検討でご指導願います。

当方40代後半 平均103くらい
HS38程度 ドライバー飛距離190Y程度です。

何年かゴルフをやめていたのですが再開にあたり

ドライバーをキャロウェイFT-5 9.5°白マナ63S から
ドライバー キャロウェイXR16 10.5°純正のR
へ変更しました。

それに伴いアイアンも変更したいと思っており
キャロウェイM10 DBに似た感じの
80g~90g台シャフトないでしょうか? スチール・カーボン問いません

当方 ひどいインサイドアウト軌道で振動数低めですとアイアンでも
チーピン プッシュアウトがでます。

M10 DBですとかなり抑えられていたのですが
なにぶん少々重く、ドライバーからみた重量が合わないと思い
質問させていただきました。
よろしく御願いいたします。」



【倉木真二の回答】
M10DBに似てさらに重量が軽いものであれば、ダイナミックゴールド95あたりが妥当と考えます。
DG95は少し中間が硬めで粘り過ぎないのでプッシュアウト防止になります。
さらに先端も軟らか過ぎないのでフック防止にも有効です。
切り返し、インパクト前後のしなり感もややM10DBに似ています。
ただ、インパクト時のシャフトの密度感はM10DBよりもDG95の方が薄くなります。
M10DBはトゥルーテンパーで製造されていました。
M10DBの炭素鋼による、まさに鋼を感じるようなダイナミックな粘り感はトゥルーテンパー特有であり、洗練された高品質な特殊鋼が得意な日本シャフトとはフィーリングが異なります。
なので、M10DBに似たものにしたい場合、日本シャフトのモーダス105よりもダイナミックゴールド95の方が良いと考えます。
良い言い方をするとトゥルーテンパーはダイナミック感と幅のあるしなり方、悪い言い方をすると雑で遅れ感がある。
日本シャフトは良く言えば洗練されており、高品質、高精度、均質感が高く、高性能でさっぱり目、悪い言い方をすると味が弱めと言えます。
(しかし、モーダス120、NS1050、1150はそれなりにうまく味が出ています)
抽象的に説明するとこのような感じとなります。

 
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