【読者様からの質問】
「倉木様
お世話になります。いつもブログ拝見しています。
過去何度か相談させていただいたものです。
3年ほど前、ウェッジの選択でアドバイスいただきました。ありがとうございました。それ以来、
AW50°にトゥルーテンパーDG-スピナー/ウェッジ+ を、
SW58°に同じくスピナー/ウェッジ を使用しています。
他5-PのアイアンはMODUS3/TOUR120/S シャフトです。
今回、AW50°のみ買い換える必要が生じ、調べたらスピナーは廃版となっていました。
代替え候補の以下を相談させてください。
① 50°ウェッジもTOUR120/Sのままという選択はありでしょうか。
② その際、フレックスはXなどにして重くすべきでしょうか?
③ NSPRO/MODUS3/WEDGE を検討していますが評価はいかがでしょうか?
④ その際、フレックスは115(トルク1.5)と125(トルク1.3)のどちらが流れが良いでしょうか?
※グリップは53グラム、下巻1枚の予定です。
お忙しいところ恐縮ですが、アドバイスお願いします。」
【倉木真二の回答】
・1について
もちろん有効な選択です。
ただし、PWとのネック長の差、クラブ長の差、ヘッド重量の差などを考慮し、チップカット、ヘッド重量の設定(ウエイトの加減など)をすると良いです。
まず、どのような使い方をしたいかを考え、それを実現してくれる知識のあるクラフトマンを選ぶことが大事です。
無難に仕上げるのであれば、単純にPWから一般的な考え方の流れを合わせるだけで良いです。
流れを合わせるというのは、スイングバランスとシャフトの第一ステップ位置を合わせるためのシャフト挿入、チップカットを施すだけで良いということです。
PWと50度のシャフト番手が同じ場合はシャフト単体の重量はわずかに50度の方が軽くなりますがシャフト重量5g程度であれば誤差レベルであり、ヘッド重量の1gと同等レベルなので特に気にする必要はありません。
カット後シャフト重量フローに神経質になる必要はないということです。
・2について
重量を重くしたいなら単純にクラブヘッド重量を重くした方が効果的です。
Xにするということは重量の変化以上に剛性の変化が効いてきます。
特に手元の剛性が高くなる傾向にあります。
が、モーダス120の場合は手元の剛性はさほど変わらず、特に先端の剛性が高くなるという仕様になっています。
もちろん全体的に剛性は上がりますが、一般的なシャフトと比べて特に先端の剛性が上がるという仕様です。
ウェッジで低く打ち出し、スピンが多めの弾道を求めるのであれば、ウェッジだけXという方法は有効です。
単純に重量を重くしたいということであればヘッド重量を重くし、あとはチップカットにてPWとの剛性フローを構築すると良いです。
・3について
手元が硬め、先端が軟らかめなので短い振り幅でも先端のしなりを感じたい、ボールを拾ってくれて高めの打ち出し、多めのバックスピン量を求めるのであればモーダスウェッジは良い選択になります。
モーダス120、スピナーとはかなり性格が異なります。
・4について
どちらも似たり寄ったりというか、そもそも剛性のコンセプトが大きく違うのでどちらでも良いように感じます。
短い振り幅の安定感重視なら重い125で良いと考えます。
低く打ち出して抑える弾道よりも、短い振り幅でも先端がしなってボールを拾ってくれるアプローチを好むのであれば、モーダスウェッジは良いと言えます。
フェース面を安定させてラインを出し、弾道を抑えつつバックスピン量を多くしたい(プロ好みの弾道)のであれば、モーダス120などが良いです。
粘り感がありつつも弾いて拾うスピナーとはまた違い、モーダスウェッジは正直なところ20年前のカーボンシャフトのような剛性になっていると感じました。
悪いということではなく、モーダスというプロ向けブランドのウェッジ専用シャフトとしては少し風変わりだなと感じました。
from 元ゴルフ研修生クラフトマンのゴルフ相談ブログ