盲腸炎に腹膜炎を併発しての手術後20日間の入院を余儀なくされました。
四人部屋の病室には痛い痛いと呻く方や、大きくせき込んだ後に大きく「ウエー」と
叫ぶ方がおられて、それでなくても眠りが浅いので寝不足気味でした。
しかし、同病相憐れむでしょうか、怒りの感情が湧いてはきませんでした。
点滴や血圧、血糖値の測定など看護師さんの回診も頻繁ですので、
どちらにせよゆっくり眠れる時間は深夜しかありませんでした。
傷の痛さが和らいできますと、今後のことについての思いが頭をめぐる
ようになってきます。
病床のなかで考えることが大した意味を持たないのかもしれませんが、
あれやこれやと思い悩む時間が増えてしまいます。
しかし最後には「世の中なるようになるしかない」と諦念に辿り着く次第です。
ある面、諦めから発生することもあるのかもしれませんね。
ゴルフでも諦めてからプレーが好転することも多々経験してきました。
ま、世の中何でもありでしょうか。
どんな経験でも生かせれば良しとしましょうか。
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