鼻水地獄で出来てなかったゴルフ練習が、一昨日に2週間ぶりに出来たな。
まぁ内容はまずまずだったけど、とりあえず天気が良くて良かった。(笑)
そして昨日は親戚に集まってもらって、お袋の7回忌とオヤジの3回忌法要を一緒にしました。
息子として、やっと一段落したって感じですな。
え~次のゴルフ本は今年10月に発売されたばかりのホヤホヤの新刊です。
ただね、ちょっと複雑な理由があるのか?不思議な自伝です。
「樋口久子 ゴルフという天職 私の履歴書」
樋口 久子 (著) 日本経済新聞出版社 2017年10月
<内容>
「女子プロ第1号から、ゴルフの伝道師へ。日本人女子選手として初めてプロゴルファーとなり、本格的に米女子ツアーへ参戦・優勝、前人未到の賞金女王11回獲得、通算72勝など、日本女子ゴルフ界発展の礎を築いた世界のトッププロ・樋口久子が自らの生涯と戦いの軌跡を振り返る。
◇2016年10月に日経本紙で連載されたプロゴルファー樋口久子氏の「私の履歴書」を大幅に加筆し、ゴルフ界の重鎮との対談や寄稿など新規コンテンツも多数加えて単行本化する。
樋口プロは、高校生になって陸上競技からゴルフに転向し、高校卒業後にゴルフ場へ勤務しながら中村寅吉プロより本格的にゴルフの指導を受け、めきめき上達。1967年に初めて行われた女子のプロテストに一発合格し、国内女子プロ第1号となった。プロ転向後の活躍はめざましく、国内通算69勝、賞金女王11回などいまだに破られていない前人未踏の記録を残している。海外で活躍した国内プロの先駆者でもあり、近年は日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の会長・相談役として国内女子ツアーの発展に尽力。これらの華々しい活躍をたたえ、2003年に日本人初の世界ゴルフ殿堂入り、2007年に紫綬褒章を受章、2013年には日本ゴルフ殿堂入りも果たしている。まさに女子プロの神様的存在として名を馳せている。
◇本書では、単なる「私の履歴書」に終始せず、ゴルフファンや樋口ファン、アマチュアゴルファー、ゴルフ業界関係者などにも興味をもって読んでもらえるよう、読み物的新規コンテンツを追加収録。
男子プロ界のトップ・青木功プロ(現、日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長)との対談、現在の女子プロゴルフ協会会長として活躍する小林浩美プロによる特別寄稿、辛口のご意見番として樋口プロと親交のある戸張捷さんとの対談の3本で、ゴルフ好きにとってはたまらない内容ばかり。
◇その他にも、トッププロとしてしのぎを削った岡本綾子プロとの激闘や米ツアーでのライバルたちとの交遊、競技の内幕、ママさんプロとしての戦い、近年の若手指導を通したゴルフに対する信念など、これまであまり語られてこなかった興味深い話が満載。 」
<目次>
まえがき 人生6周 協会も50周年 ゴルフが五輪に
第1部 私の履歴書
川越 大食いの父、苦労人の母
大家族 外遊び嫌い 駆けっこは1等賞
ハードル走 ゴルフとの出会いなど
第2部 ゴルフに邁進する心
あとがき ゴルフは天職
樋口久子 優勝の歴史
<著者/樋口久子>
「プロゴルファー、日本女子プロゴルフ協会相談役。1945年10月13日埼玉県川越市生まれ。67年に第1回のプロテストで合格して以降、日本女子プロゴルフ界をけん引。国内69勝、賞金女王11回という金字塔を打ち立てた。海外での活躍もめざましく、76年のコルゲート欧州女子オープンで日本選手として初めて米女子ツアーを制覇。翌77年にはメジャーの全米女子プロ選手権で優勝するなど海外3勝。97年からは、14年間にわたって日本女子プロゴルフ協会会長として女子プロゴルフ界の発展に尽力。2003年世界ゴルフ殿堂入り。」
この本は日経最終面での人気コーナー「私の履歴書」の
2016年10月連載の「樋口久子編」に大幅加筆し、単行本化したものです。
あのコーナーで今までプロゴルファーが登場したのは、宮本留吉(1983年)、ジャック・ニクラウス(2006年)、
青木功(2010年)、岡本綾子(2013年)、トム・ワトソン(2014年)、樋口久子(2016年)の6人。
ワシはその中で単行本になった以下の3作読んでこのブログで書評を書いてます。
「帝王ジャック・ニクラウス―私の履歴書」
「青木功 プレッシャーを楽しんで (私の履歴書)」
「岡本綾子 情熱と挑戦 私の履歴書」
ただ宮本留吉とトム・ワトソンのこの連載をまとめた本は現在のところ出版されていないが、
「ゴルフ一筋 宮本留吉回顧録」 、「天国のキャディ―世界で一番美しいゴルフの物語」 と、
ワシは他の出版社から出た 二人の物語は読んでますよ。
で、微妙なのがね、実は樋口久子さんのライバルと言われてた年下の岡本綾子さんが2013年に
このコーナーに登場して単行本化されたわけですが、
後輩に先を越されて面白くなかったのか?
樋口久子さんが東京新聞・中日新聞に自伝を連載して2015年単行本化されたのが、
この自伝↓
「チャコのゴルフ人生 その軌跡」
樋口久子 (著) 東京新聞出版局 2015年3月 ←ワシの書評
だから、最近他紙に自伝を書いて単行本として出版されていたのに、
あえて日経に登場するのかな?と思っていたけど、やはり「私の履歴書」に連載&出版されたわけです。
ただ内容が非常に重複するので、差別化するためにか?
この日経版「私の履歴書」には珍しく、第2部に青木功プロとの対談、小林浩美さんの特別寄稿、
そして戸張捷さんとの対談という構成になっています。
ほんま、この「私の履歴書」シリーズに対談集があるのは珍しいですよ。
著者樋口久子プロは日本の女子プロゴルフの歴史とともに歩んできたゴルフ界レジェンドであり、またメジャーである全米女子プロ選手権優勝者であり、世界ゴルフ殿堂入りした女子プロ初の文化功労者でもある女子プロ界の最大の功労者です。
だから本来なら樋口久子さんの方が先に日経の「私の履歴書」に出るべきだったのです。
↑この本にあったすごいスイング写真
↓全米女子プロ優勝秘話
ただ、申し訳ないけど、東京新聞の自伝の方を先に読んでるから新鮮味は少なかったね。
まぁ「俺はいつも、2番手。チャコの後だよ。」と笑いながらぼやく青木プロとの対談はともかく、
女子プロトーナメントの凄腕プロデューサーで同い年の戸張捷さんとの対談はなかなか面白かったけどね。
そして樋口さんの後を継いだLPGA現会長小林浩美さんの話はなんか小林さんの空気感が独特って感じ。(笑)
まぁ一旦自伝を出しておいて、
2年後にまた違う出版社から自伝を出すって、
裏に何があったか知らんが不思議な話ですな。
え~ワシのこのゴルフ本の評価は★★です。(★3が満点)
from ゴルフも人生も no plan (;´Д`)