20171206

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフ◆飛ばしの"checkpoint"




口酸っぱくなる程書いていますが、
スイングと言うのは 体の回転によって
クラブを移動させます。(動かします)
sat12
傍目には 土星の輪のようなスイングの軌道・軌跡を
描くわけですが、それは体を回している からで
クラブ単体を動かしている のではなく
クラブを動かさず、自分が回っているから です。

自分がクラブを持ったまま
体の向きを 前傾姿勢も伴なったうえで
変えているから 結果として
『円弧』が描かれるのです。

その誤解が非常にスイングをおかしなものにさせます。

なんとなく…の意識かも知れませんが、
トップの位置では ヘッドの高さは2mを超えます。
そして 地面にある、地面に近い、靴の低さ・位置の
ボールをとらえるので,視覚要素も伴ない
どうしても 届かせたいから下に振る
のかも知れませんが、
それは 前傾姿勢がボールに届かせる のであって
クラブを下に振ること ではないのです。


想像してみてください
傾きがあるのを除外したとしても
体の回転、体の回る
運動、そして運動のフィールドは
自分にとって 横・水平方向です。
 ↓この写真のシャツの横じまと同一です。
スナップショット 4 (2014-03-04 10-52)
その動作中
重さの先端に付いた棒を
その運動とは90度異なる水平でなく 垂直方向に
動かした時、その影響はどのようなモノでしょう?
スナップショット 3 (2014-03-04 10-52)

全く影響を受けないと思いますか?
アドレス時に作った前傾姿勢に影響がないと思いますか?


スナップショット 3 (2014-03-04 10-52)

確かに 地面にあるボールを打たなくてはなりませんが、
地面まで打ちたい と思っている人はいません。

運動の不可抗力、重力や遠心力などは
クラブを下に振ることによって
下方向、斜め下方向に体を引っ張り呼びます。
スナップショット 2 (2014-03-04 10-51)
地面にあるボール、しかし地面は打たないようにする
と言う行為を満たすには 体は起こさなくてはなりません。
スナップショット 1 (2014-03-04 10-51)
本末転倒ですが、前傾姿勢がなくなるから
下に振らなくてはならない という動作を
練習によって覚えることになるのです。


また、下に振る行為は
想定以上に 自分とクラブヘッドの距離が離れます。
よって ボールを打つのには
体とボールとの距離感を出来るだけ 離し
ボールに対し離れながら打つ ことになるのですから、
考えてみると 一番ボールを飛ばさない方法とも言えるでしょう。
MVI_0748Trim(5)Trim(2)Trim_Moment(5)
他のボールスポーツでもよく言われることですが、
ボールに体重を乗せて打て! の真逆な行為です。

これも想像を働かせて頂くと良いのですが、
円弧をクラブで描くとして
クラブ単体は動かさず、体が回るのと
クラブヘッド単体を動かして円弧を描くのと
どちらが大きなロフトの効果になり、
ボールの高さやスピンばかり増えるでしょうか?
双方を ロフト0度のアイアン でやってみれば
答えは明白です。

よく 重いヘッド・柔らかいシャフトのクラブは
クラブを動かさず、自分が動いて打つんですよ、というと
それでは飛ばないんじゃないか? と聞かれますが、
では逆に、そうやってクラブを動かすことが
どう効率よくボールを飛ばせるメカニズムなのか
教えて欲しいです。


体の回転と前傾姿勢
スイングの動作にとって 非常に初歩的で
かつ大事なコトなのですが、
それを 
自分の持っているスイングのイメージによって
すべて ぶち壊してしまっている
 というコトに気付くコトが
スイングの改良・改善の始まりです。


from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります