20170825

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: ゴルフクラブの約束事

 


まず ゴルフクラブを上手に扱うには
ゴルフクラブの基本的な…
物理的な「約束」を振り返ってみる必要があります。

005


当たり前…ですが
ゴルフクラブは率先的に自分からは動きません。
 👉打ち手がグリップ部を掴んでいるという行為で
  クラブの機能・働きではありません✋

全てのゴルフクラブの動きは
打ち手の動きです。

そして 観念として間違っていることは
「重さ」とは 動きたがらない値 です。
質量の数値は そこに留まろうとするエネルギー値 です。

それをゴルフクラブに当てはめると
打ち手が動作をして
✋グリップを動かした分
 👉重さ分を差し引いて ヘッドは移動します。
ab743f55-s

重さがある分、ヘッドは動きたがらない のです。
想像してみて下さい。
ドライバーヘッドは 通常200g前後 です。
そのヘッドが 10㌔だったらどうでしょう?
30㌔だったら ヘッドの方が沢山動く感じがしますか?
その重さは 200g程度ではありますが、
そこには特出して重さが付いている事には変わりません。

それは グリップとヘッドの関係だけではありません。
ゴルフクラブの ヒールとトゥの関係 も同じです。
ヒールは直接シャフトにつながっている部分ですが
トゥ部はそれに対しての重さ部分です。
IMG_0499

ゴルフクラブには 重心と言って
接続分のシャフトよりもズレたところに
重量が配分されています。
それには大きな意味があり、一塊と考えるよりも
その重さを利用した方がスイング動作は楽になります。


重さという概念から考えると
トゥ部…ヘッドの先端は
シャフトの移動量・運動量よりも
重さ分 少なく動こうとします。


ゴルフクラブの物理的な約束事は
 ヘッドはグリップよりも多く移動せず
 ヘッドのトゥ部はヒール部よりも動きません。




グリップとヘッドの関係もそうですが、
ヒールとトゥの関係も間違って把握しています。
その物理的な約束を無視して動かせば
当然、物理原則に基づいて考えられている
ゴルフクラブは機能しません。

ヘッドの方がグリップよりも速くたくさん動き
ヘッドのトゥ部分の方がヒールよりもたくさん動く
というのは 単なる打ち手の作為 であって
ゴルフクラブという物理的な特徴を無視している動きなのです。

from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります