Question
日経新聞 6月18日付夕刊の『マイゴルフ⑦』の文中、
『トップからダウンスイングへの切り返しのタイミングはなかなか微妙で難しいが、
体を横に回転させるさせるだけでなく、左膝がボールに向かっていく
イメージを大切にしている。』と言う下りが有りました。
アベレージゴルファーの私は、切り返し以降に”左膝とボールの関連付け”
はどうしてもイメージできません。
どなたかそこらあたりの真意の程を詳しく解説して頂けませんでしょうか。
Answer
左膝がボールに向かっていくという表現は
あまりにも分かり難い言い方ですね。
ただ、体を横に回転させるだけではなく・・
という下りがありますので
なんとなく、踏み込みのことではないかと想像しています。
切り替えしは体重を左に移動しながら踏み込んで行き
バンプのタメを作ってから一気にパワーを放出します。
説明は難しい事なのですが、具体的な動きや役目、
タイミングや力量などの具体的な説明があると
より分かり易いかも知れません。
イメージゴルファーはその動きを伝達することが艱難です。
また、突然そのイメージがなくなってどう動いていたのか分からなくなりますので
しっかりとそれぞれの部位がどう動けばそのイメージが出るのかを
頭で理解しておく必要があります。
指導する側がそのイメージで教える場合には、その人がピンと来る
あらゆる感覚やフィーリングを伝える必要があります。
そのイメージとは同じ動作においても人それぞれに違っており
5~6種類の違う言い方ができないと伝わらないことがあります。
物理的にそして具体的な動きの説明をし、それを頭で理解し
頭で覚えた上にそれを体に覚えさせると、今度はその動きの感覚だけで
振ることができるようになるのです。
ところが、その動きが定着するまでは、いつ崩れてもおかしくありません。
半年~3年は定着に掛かりますので、その間に何十回でも崩れたり忘れたりで
毎日でもやり直しを強いられるのです。
この時にどこがどう違うのかの診断がまずできなければなりません。
そして、本来はどういう動きなのかは具体的に記憶しておき
どこをどうすると治せるのかの診断と修正のノウハウも知る必要があります。
感覚やイメージは忘れたり変わったりしやすい物ですので
しっかりと理論やメカニズムを知った上で、具体的な物理的な動作を
頭でも理解してからイメージ作りをするようにしましょう。