ショットのドリルという事も含め
距離感とは 速度感 です。
多くの人が 「インパクトの強さ」 で
距離感を表現しようとしていますが、
ま、確かに動作の速度が変われば
結果としてインパクトの強さも変わるのは確か…ですが、
再現性という意味と
人間の持つ『感覚』と言う意味で
距離感と言うのは
ボールの速度感
動作の速度感
から生まれてきます。
そういう意味で
ヘッドを振ってしまう
シャフトを振ってしまう
アプローチ…
アプローチだけでなく通常のショットも
人間の動作、グリップの移動、ヘッドの移動が
一つのユニットとして
同じ速度で動く必要が重要です。
流れの中で 似た方向に 似た量 動くというのと
自分のある一定の方向
それに対し シャフト/クラブの角角度運動と言うのは
感覚的に一致させにくく、
同時 振り子でヘッドを振る動きは
一定の「ロフト効果」でボールが飛びません!
言葉遊びになってしまうからもしれませんが
スイングは「円」を描く回転運動ですから
結果的にはヘッドの方がたくさん動きますが
それは ヘッドの方が長い棒の先端にあるから と考えるよりも
自分自身やグリップの方が軸に近い位置にいるので
動きの量が少ない と考えるべきです。
スイングを回転運動にせず
横移動・・・打つ方向に横移動する のでは
動くものの総体が重すぎて
相対的な速度が上げにくいので
回転運動にしているに過ぎない と考えるべきです。
ですので よく見かけるケース
スイングでも、アプローチでも 動作の途中で
急加速するようなクラブの扱いは絶対にダメです。
その距離を打つのに ナチュラルな加速は当然発生しますが、
急加速は…
…おそらく
急加速をして急がないと
クラブを振るスペースがなくなってしまったり
ボールとのスペースの変化が激しいから
仕方なくしている筈です。
その原因になっているのは
『ヘッドを振る』からなんです。
何度も言っていますが、
クラブは 長い棒の先に
クラブ全体の60%を超える鉄の塊が付いています。
グリップの移動に対して
あまりにも差のある
・・・ナチュラルな体の回転による移動差
よりも多い
肩を揺さぶったり、手先で作る
グリップとヘッドとの移動差は
ボールへの方向や
ボールを飛ばす方向 とは異なる方向への負荷
になります。
それによって 体の姿勢が崩れ
結局 急がなくては上手く打てなくなる というのが
その正体です。
自分が体の向きを変えるから グリップが移動し
そのグリップの移動分だけ
移動量も、移動速度も同量 ヘッドを動かす ことによって
初めて 自分の動作によって 距離感を管理できます。
クラブヘッドの重さ(5番アイアン)は
市販の硬いシャフトの入ったもので 240g
悶絶クラブであれば 310g
です。
もしも ヘッドの重さが 30キロ だったら
先端をたくさん、
グリップよりもたくさん 円で振れますか?
50キロだったらどうでしょうか?
重さ とは 動きたがらない量の数値 です。
そこに留まろうとするエネルギーの値 です。
ですので このアプローチ、このドリルの
スタート地点の トップの位置から
フィニッシュの位置まで
体の向きは180度変えたとしても
クラブ・シャフトの移動は90度を
イメージしてください。
おそらくそのイメージで シャフトは120度動きます。
刷毛塗ドリルではありませんが、
ヘッドはその場に留め、
グリップだけ動かす位のイメージで
実行しないと
多くの皆さんの 振りざまは
グリップの移動が 120度
シャフトの移動が 270度 のままでしょう。
クラブ シャフトの角角度をたくさん動かさないと
ボールが飛ばない と信じている方は
この時点であきらめて下さい。
シャフトの角角度を増やせば増やすほど
ヘッドの入射角度は緩くなり
ロフトは寝ます。
シャフトの角角度運動を増やせば増やすほど
クラブの重さ、ヘッドの重さは
ボールを打つことそのもの
ボールを望みの方に飛ばすことの「負荷」
邪魔なものになるでしょう。
そして、その掛かる負荷の量と方向に
体は引っ張られますから
必ず 体の姿勢は左上がり、上向きになり
アマチュアの悩み、ミスショットの主原因になります。
それでも ヘッド シャフトを振ることが
飛ぶことだと信じますか?
from ◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります