20161031

ModernSwing21: レイドオフ とは、どういうスイングですか?


Question

昨夜、服部道子の出演番組をみました。
左手首をコックせずスイングしていますがヘッドはきれいに返ります
往年時より美しく力強く見えました

あれがレイドオフですか?


Answer

どの画像をご覧になったか分かりませんが
彼女の紹介サイトにアップされている動画では
レイドオフ打法とはほど遠い打ち方をしています。

そもそもレイドオフとはトップでのヘッドの位置をいいます。
内側に入るのをクロスしているというのですが、その反対で
後ろの外側に出てシャフトが寝ている状態をレイドオフと言います。

そして、レイドオフ打法となると、いろいろな定義がありますが
ヘッドがレイドオフの状態から後ろを回って飛球線上後方から見ると、
ヘッドが「し」の字を書いて降りてくる軌道で、フルアンコックをしてアウトに手を出し
アップライトで大きなフォローを取る打法のことを一般的にそう呼んでいます。

もちろん、左手首のコックは使いますが、親指側だけで
トップでは多少手首が山になるような形でシャットのまま
フラットにした形にします。

これはインパクト時の手首の形(ハンドファースト)になるように
すでにトップの位置でその形を作っておくことや
左腕のローテーション(フェイスローテーション)をギリギリまでしない
というレイトヒティングの要素も兼ねたダウンスイングで飛距離を稼ぎます。

したがって、ダウンスイングは引き落としの間はシャフトはフラットのまま
降りてきて、ビジネスゾーンで初めて自分の後ろからヘッドが前に来ます。
オンプレインからわざと外して、勢いがつくのも利用できるので
難易度は上がりますが、非常に効果的でタイガー打法もこのような
要素が含まれているのです。

レイドオフ打法は非常に難易度が高いので
どこをどう動かすのかを習わないと難しいでしょう。

我流でレイドオフ打法やスタク&ティルト打法を真似て
集客用に画像をアップしている人を見ますが、我流の域を出ていません。
タイガー打法も詳しく解明されたサイトや理論もまだないようですので
ガラ系ジャンク理論には十分に注意する必要があるかと思います。




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