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東京ゴルフギア旅団: フジクラ「MCI SOLID」シャフト

新しいウェッジ用カーボンシャフト

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熱心な男性のゴルファーなら、多分、アイアンにスチールシャフトをつかってる人が多いのかなと感じます。ヘッドスピードが速い人なら、定番のダイナミックゴールド、最近では「モーダス3」のシリーズを使用する人も多いんじゃないと思います。

そういう人もアイアンのカーボンシャフトに少しは興味のある人もいるんじゃないかなと。
僕もいつかは「MCI」にしてみようと思って、重量で迷ったりしているうちに、時間だけが過ぎています。「ATTAS」とか、「OTアイアン」とか他にも良さそうなカーボンシャフトがでてますね。

とか思ってるうちに、フジクラからウェッジ用のカーボンシャフトが発売に。
打ち方によって、中間から先端にかけてしなりを感じる「MCI SOLID」と先端の剛性感がある「MCI MILD」の2種類のシャフトがラインナップされているというなかなか凝ったシャフトです。

2種類を打ち比べてみたんですが、これダイナミックゴールド党は「MCI MILD」のほうが打ちやすいんですよ。なんとなく手元のしなりを感じながら、クラブの重さでドンと打ち込んでいけます。抑えてスピンを効かせる球とかがすごく打ちやすい。

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というわけで、「MCI MILD」がマッチする人が多そうなんですが、それではせっかくカーボンにするのに面白くないなと思い、あえて「MCI SOLID」を選択しました。ヘッドは別の記事にしようと思ってますが、ソールにグラインドが入って、抜けがよいタイプのヘッドです。ちょっと難しめ。

重量帯は「MCI SOLID 125」です。59度のサンドウェッジに入れてみました。
あんまりしなると扱いにくいかもしれませんが、肉厚が厚く剛性感の強い「125」ならなんとかなるかなという見立てです。

で、何ラウンドかしたり、ホームコースのアプローチ練習場などで色々試した感想ですが、すごく使ってて面白いシャフトです。ヘッドが軽かったこととしなり感を少し感じたいので35.5インチにしたのですが、とくに30〜60ヤード位の距離のあるアプローチで、しっかりとボールをとらえた高い球になります。

ある程度振れると、シャフトのしなりが感じられて、それを使えます。
先端の微妙な走り感で、スピンの効いた高い球を打てます。バンカーもとてもやさしくて、かなりアゴの高いバンカーもクリアしやすいです。

余計なことをしなくてもボールに高さが出せるのがいいですね。生きた球質になるので「強いかな?」と感じたショットもギュギュッとスピンがかかって止まります。相当いいですね。

しかし、この59度で練習した後に、52度のAWに持ち変えると、ダイナミックゴールドとの感触の差に驚きました。「MCI MILD」ならそれほどでもなかったかもしれませんが、構えた時にすでに手に来る感触が違います。硬さや肉厚の違いも影響あるのかなと。振るとシャフトの挙動の違いが、かなりはっきりと分かりますね。

これだけ違うと、ちょっと気になりますね。
アイアンをカーボンに変えるとそのあたりの違和感がなくなるのかもしれません。

結果がよいので、とりあえずバッグに入れました。違和感を嫌がるならいつまでもDG党です(笑) 新しいシャフトの機能を活かすためにも、好みよりも結果を優先したいですね。
というわけで、もう少し練習してみようと思います。

おすすめするならDG党は「MCI MILD」。しなり感を活かしたい人や手元のしなり感があんまり好きではない人は「MCI SOLID」が良さそうです。重量帯によっても感じ方に違いがありますね。

from 東京ゴルフギア旅団