20160403

◆絶滅危惧種のゴルフクラブ創ります: 悶絶クラブを使い始められる方江 テークアウェイ編5


スイングの軌道というのは
体の回転によって行われますから
形式的には 
インサイドイン になります。
スナップショット 1 (2013-02-08 20-14)

定義として イン はボールに遠く
     アウト はボールに近い
遠近に近い関係です。

ただ 実際にスイングをすると
運動速度の上がる インパクト以降の方がクラブが長くなり
アドレス~トップ間はクラブが起きているので
短くなる格好になるので インサイドアウト
と呼ばれたりするのです。

これを手先のヘッドローテーションで創るのだとすれば
正直、なんでもできる ので
インサイドアウトとか、アウトサイドインとか
論じること自体 全く無駄足を言えるでしょう。
その軌道を創るために クラブを捩じることになるので
軌道「は」出来たとしても ヘッド姿勢がままならず
意味のない迷路にはまり込むわけです。

その軌道論理もあるのですが、
そこに加え パターなどの「真っ直ぐ引く」というのが
影響しているのか
どうも 多くの人は 「イン」にグリップを
(あくまでもグリップですよー)
動かせていない と思います。

実際のインサイドへのグリップの移動は
多くの人が想像しているよりも
多く、早め(速めではないよ)です。
かなりオーバーな位 インに移動した方が
後々色々なことが楽になります。
スナップショット 9 (2013-05-14 8-12)

まあ この時に右ひじの移動というのは大切になります。
フットワークと連動した右ひじの肘鉄感
がグリップをインに移動させるメインエンジンになります。

ボールを打たない素振りでは
右腕だけで L型ブリストルパターをやや短めに握り
練習してみると良いと思います。

テークアウェイで 左腕 左手でクラブを動かそうとすると
なかなかインサイドに動きません。
なぜならば 左手で動かそうとする動きは
ヘッドを振る動きにつながってしまうので
意図していなくとも ヘッドを振る動きは
グリップの移動に制約を掛けるからです。

腕でする という意味ではないのですが
絶対にテークアウェイは右腕、右半身主導でするべき です。
左足のフットワークとしての補助はあっても…です。



と同時に
スイングは 前傾姿勢のある傾いた軌道 です。
ですので 上げる という意図的な行為を挟まなくても
クラブが(動かすのはグリップですよ)
ヘッドが(動かすのはグリップですよ)
動き始めたら、すぐにヘッドは位置を高くなる
ということです。

素振りなどでよく見かけますが
ヘッドの高さが変わらず、同じ高さのまま
横移動することはスイングでは本来存在せず
横移動と等量、上げる行為を一切入れなくても
ヘッドは高くなるのです。

同じ高さのまま
動かしてしまえば
同じ高さのまま移動する瞬間があれば
この時点で「前傾姿勢を放棄する」ことになります。
例えば これがテークアウェイの初期の10センチ でもです。
ここも大事なポイントです。
上げる 降ろす という行為が一切なくても
前傾姿勢(例え浅めの前傾姿勢であったとしても)と
体の回転、向きの変更で動かす限り
クラブは1センチでも移動すれば
それはテークアウェイでも、ダウンスイングでも
その分 高さの変化が起こり、同じ高さのまま
ヘッドが移動することはないのです。

これも、ですが
手先や腕でクラブヘッドの軌道を作っている限り
なんでも出来るので 論ずることは出来ません。

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